【2019 フランクフルト・モーターショー】ブース編その3(VOLKSWAGEN、LAMBORGHINI、PORSCHE、LAND ROVER)

VOLKSWAGEN/フォルクスワーゲン

ID.3/アイディ3 ■World Premiere

ビートルとゴルフに続く次世代の主役

フォルクスワーゲンの次世代バッテリーEVであるIDファミリーの第1弾が、ついにワールドプレミア。新開発EVプラットフォーム「MEB」をベースに開発されたID.3は、ビートルとゴルフに次ぐ、新時代を切り開くモデルとなるべく、モデル名に「3」が与えられた。全長4261×全幅1809×全高1552mm、ホイールベース2765mmのボディは、ゴルフVIIとほぼ同じだが、ホイールベースは130mmほど長く、キャビンが広くて前後オーバーハングが大幅に短い。電気モーターはリアアクスルに備わり、スペックは204psと310Nm。フロア下に積むリチウムイオンバッテリーは、45kWh(航続距離最大330km)、58kWh(420km)、77kWh(550km)の3種類が用意され、100kWの急速充電器を使えば30分間で290km走行分の充電が可能だ。価格は3万ユーロ(約360万円)以下からで、2020年6月に欧州からデリバリー開始。日本市場への導入は2022年まで待つことになる。

e-up!/e アップ! ■New Model

航続距離が伸びて魅力もアップ!

コンパクトカーup! をベースにした電気自動車の改良モデル。新たに32.3kWh容量のリチウムイオンバッテリーを採用することで、4ドアモデルで航続距離が最大260kmにまで伸長した。ドイツ国内では月額159ユーロ(約1万9,000円)程度のリースもスタート。

LAMBORGHINI/ランボルギーニ

SIAN FKP37/シアンFKP37 ■World Premiere

ランボ初の電気システムは“稲妻の閃光”

63台が生産されるアヴェンタドール・ベースの限定モデル。最大の特徴は6.5L V12エンジンの最高出力を“SVJ”の770psから785psに引き上げたうえで、ランボルギーニ初となるハイブリッドシステムを搭載し、合計で同社史上最高となるシステム出力819psを達成した点にある。ハイブリッドシステムにはスーパーキャパシタを採用。この結果、システム重量が34kgにもかかわらず34psを生み出し、パワーウェイトレシオの改善にも貢献した。シアンはボローニャの方言で「稲妻の閃光」を意味し、ランボルギーニ初のハイブリッドであることを象徴する。

INTERVIEW:04 Maurizio Reggiani

ランボルギーニSPA
技術部門取締役
マウリツィオ・レッジャーニ氏

全域パフォーマンスアップにハイブリッド技術をフル活用

「シアンのハイブリッドは48Vシステムをベースにしており、電気モーターはギアボックスのプロペラシャフトと直結しています。このため、シフト時のエンジントルク切れをモーターで補うことができ、シフトショックの軽減が図れます。これはストラーダ・モードでのみ機能します。また、1速または後退ギアを使ってパーキングスピードで走らせるときには電気モーターの力だけでの走行も可能で、その動きはとてもスムーズで快適です。スポルト・モードもしくはコルサ・モードではブースト機能を生み出し、パフォーマンスを向上させます。アヴェンタドールSVJと比べると、シアンは30→60km/h加速で0.2秒、70→120km/h加速では1.2秒も速くなっています。シアンのもうひとつの特徴はルーフにフォトクロマティック・アッパーガラスを採用した点にあります。これによりスイッチひとつでルーフの色を透明にもダークカラーにも切り替えられるようになりました」 (大谷達也)

リポート=大谷達也/T.Otani 竹花寿実/T.Takehana 桃田健史/K.Momota フォト=佐藤靖彦/Y.Sato ル・ボラン2019年11月号より転載

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