PORSCHE/ポルシェ
TAYCAN/タイカン ■World Premiere
ウワサのピュアEVスポーツを一般公開
ポルシェ初のピュアEVとなる“タイカン”がフランクフルトでショーデビューを飾った。タイカンは9月4日に再生可能エネルギーによる発電が盛んなドイツ・ベルリン、カナダ・トロント、中国福州の3カ所で同時に発表されたが、一般に公開されるのは今回が初めて。会場には現時点でトップグレードのタイカン・ターボS、これに次ぐパフォーマンスのタイカン・ターボに加え、ベアシャーシなどを展示。ファンの熱い視線を浴びていた。
911 CARRERA 4 CABRIOLET/911カレラ4カブリオレ ■New Model
992型のラインナップがフルタイム4WDで充実
911のベーシック版である“カレラ”は後輪駆動仕様のクーペとカブリオレが発表済みだったが、フランクフルトではその4WD仕様がワールドプレミアを飾った。先代を15ps上回る385psの最高出力はカレラと共通。0→100km/h加速は4.4秒と発表されている。
CAYENNE TURBO S E-Hybrid COUPE/カイエン・ターボS Eハイブリッド・クーペ ■New Model
ポルシェが誇る最高峰のSUVがデビュー
カイエン・シリーズの最高峰に君臨するのが、V8ターボエンジンにプラグインHVシステムを組み合わせたターボSEハイブリッド。システム出力は680psで0→100km/h加速を3.8秒で駆け抜け、最高速度は295km/hに達する。もちろんクーペのほかにSUVボディも用意。
MACAN TURBO/マカン・ターボ ■New Model
ファン待望の“ターボ”は排気量ダウンで出力アップ!
マイナーチェンジを受けたマカンにトップグレードの“ターボ”が復活した。エンジンは改良版の2.9L V6ツインターボで従来型(3.6L)を40ps上回る440psを発揮。フェイスリフトされたエクステリアだけでなく、改良されたサスペンションの出来映えも楽しみだ。
LAND ROVER/ランドローバー
DEFENDER/ディフェンダー ■World Premiere
伝統のオフローダーも時代の要請に適応
1979年にランドローバー・シリーズIIIとして誕生して以来、基本設計を変えることなく生産し続けられてきたディフェンダーがついにフルモデルチェンジを受けた。新型は直線基調のデザインを受け継ぎつつも、ボディをアルミモノコック構造に一新。通常のエンジンに加えてマイルドHVやPHEVも用意し、時代の要求に応えた。会場では42度の急傾斜を駆け下りて見せるなど、圧倒的なオフロード性能はもちろん健在である。
リポート=大谷達也/T.Otani 竹花寿実/T.Takehana 桃田健史/K.Momota フォト=佐藤靖彦/Y.Sato ル・ボラン2019年11月号より転載