電動スクーターとスケードボードを組み合わせた「アウディe-tronスクーター」登場

8月5日、アウディはマルチモーダルモビリティの進む都市のトレンドに対応すべく、電動スクーターとスケートボードを融合させた新しいマイクロモビリティとして「アウディe-tronスクーター」を開発したと発表した。

乗り方は写真のように、片手でハンドルバーを握り、一般的なスケードボードのように体重移動することによってカーブを曲がることが可能。ハンドルバーを進行方向に倒すことで加速、戻すことで減速する仕組み。ハンドルバーだけでは減速しきれない場合に備えて、油圧式フットブレーキが装備されている。

走行中にハンドルバーを握っていることで体勢を安定させることができるので、スケートボードより乗りやすくなっているのが特徴。最高速度は20km/h。ハンドルバーは折りたたむことができるので、持ち運びや車載時にも便利だ。本体の重さは12kgあるが、持ち運ぶ際は車輪で引きずることができる。

ハンドルバーにはバッテリーが内蔵されており、ディスプレイに充電状態が表示される。ホイールには回生ブレーキが組み込まれており、減速やブレーキ作動時は電気エネルギーに変換される。

ボディの前後には、LEDを用いたヘッドライトやデイタイムランニングライト、テールライト、ブレーキライトが装着。昼夜を問わず視認性・被視認性が確保されているので安心だ。セキュリティ面も万全で、Bluetoothインターフェイスによって乗車特性を個別に調整できるから、盗難から護ることができる。

「アウディe-tronスクーター」は2020年の後半に販売される見通しで、欧州での販売価格は約2000ユーロ（約24万円）になるとのこと。