適度にワイルド? アウディが「A1」に「シティカーバー」を用意

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都市型コンパクトクロスオーバーの新提案

7月29日、アウディは「A1」の新たなモデルバリエーションとしてクロスオーバーモデルの「A1シティカーバー」を設定したことを発表した。

A1スポーツバックの派生モデルとした誕生したA1シティカーバーは、全長4.04mのコンパクトなボディの持ち主。A1スポーツバックより地上高を約4cmプラスすることで、悪路での走破性を高めているのが特徴だ。

外観では八角形の大型シングルフレームグリルが、同社のSUV「Q」シリーズを彷彿とさせる。フロントグリルとエンジンフードの間に設けられたふたつのスロットや、ステンレス製アンダーボディプロテクション、専用デザインの前後バンパーなどにより、A1スポーツバックとの違いが表現されている。ホイールサイズは16インチ以上からとなる点もこのモデルの特徴だ。さらに、Sラインパッケージではルーフエッジスポイラーやより大径なホイールが装着され、ダイナミックな走りのイメージが高まる。

デジタライズドされたインパネは、新世代のアウディ車に共通する特色。メータークラスターやコンソールなどの一部に用いられたアクセントカラーは、このモデルのインテリアを大きく特徴づけるディテールだ。荷室容量はA1スポーツバックと同等レベルの335Lが確保された。

現段階で搭載エンジンについては明かされていない。が、現在A1スポーツバックには、1L直列3気筒ターボ(116ps/200Nm)の「30TFSI」や1.5L直列4気筒ターボ(150ps/250Nm)の「35TFSI」、2L直列4気筒ターボ(200ps/320Nm)の「40TFSI」などが搭載されていることから、これらのパワートレインのどれかが搭載されるものと推測できる。

A1シティカーバーには、よりスポーティな仕立てとなる「ダイナミックパッケージ」を設定。アウディドライブセレクト・ダイナミックハンドリングシステムやサウンドアクチュエーター、アダプティブダンパー付きのサスペンションシステム、18インチホイールなどが選択できる。

運転支援機能としては、歩行者やサイクリスト検知するアウディプレセンスフロントや車線逸脱警報機能のほかアダプティブクルーズコントロール、パークアシストなど上級クラスに搭載されている機能が採用されている。

欧州では今年8月より受注を開始する予定で、登場時はパルスオレンジまたはアローグレーのボディカラーを採用、18インチアルミホイールなどを装着した特別版の「エディション1」が設定される。

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