トヨタが東京2020オリンピック/パラリンピック専用のモビリティを開発

H.Tanaka
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2019/07/22 15:00

大会関係者だけでなく観戦者のラストワンマイルの「足」に

トヨタは、オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をサポートする専用モビリティ「APM(アクセシブル・ピープル・ムーバー)」を開発した。

トヨタは、大会を通じ「すべての人に移動の自由」を提供することにチャレンジしている。APMにはこのコンセプトを最大限に織り込み、大会関係者や選手のほか高齢な人、身体の不自由な人、妊娠中や乳幼児を連れた人など、アクセシビリティに配慮を必要とする来場者に対しラストワンマイルのソリューションを提供。それにより、多くの来場者が快適に競技会場に足を運べるようにサポートする。一部車両は、夏季の大会における会場内の救護活動にも利用予定。大会期間中は、約200台のAPMが競技会場、選手村など、さまざまな大会施設内で来場者・大会関係者の移動をフォローする。

短距離・低速型EVであるAPMの「基本モデル」は3列シートで、1列目が運転席、2列目が3人掛け、3列目が2人掛けの計6人定員。車いす利用時には、2列目の折り畳みが可能となる。運転席のシートポジションを高い位置かつセンターに設けることで、運転手が乗客を見渡し乗り降りをサポートしやすい安全性に配慮した設計がなされた。乗客席は、両側からのアクセスが可能で両サイドの乗り降り補助バーを設置。車いす用のスロープや車いす固定用のベルトも搭載しており、車いすの方を含めた乗り降りのしやすさに考慮している。

ボディサイズは全長が約3.9m、全幅が約1.6m、全高は約2.0m。航続距離は100kmで最小回転半径は4.8m。最高速は19km/hとなっている。

大会中の救護活動に対応する「救護仕様」は、基本モデルをベースにしつつ2列目、3列目の半面にストレッチャーがそのまま搭載できる仕様。救護が必要な人をより安定した状態で搬送できるよう、ストレッチャーの固定台を搭載。ストレッチャー横には救護スタッフ2名分の座席が確保されている。

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