武闘派のアウディ、「RSモデル」が誕生から25周年に

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2019年は新型2車を含む計6モデルの「RS」を発表

7月15日、アウディは高性能モデルシリーズ「RS」が誕生から25周年を迎えたことを発表。7月12日には、ドイツ・ネッカーズルムにあるアウディ・フォーラムにて合計14台の新旧「RS」モデルが展示される展覧会が開催され、25周年祝った。

1994年に登場した初のRSモデル「RS2アバント」によって、高性能ステーションワゴンというセグメントを確立。モータースポーツやラリーで活躍したマシンに搭載されたセルフロック式のセンターディファレンシャルロック付きのクワトロシステムが搭載され、ロードゴーイングモデルとして高い性能を実現、一世を風靡した。

RS2アバント

RS4アバント(タイプB5)

その後、1999年には「S4」をベースに2.7L V型6気筒ターボエンジンを積んだた初代「RS4アバント」が登場。2005年に登場した2代目では、420psを発揮する高回転型のV型8気筒エンジンを搭載。このエンジンは直噴の「FSI」技術が導入され、効率性も追求された。

 

RS6アバント(タイプC5)

2008年にはビジネスステーションワゴンのA6アバントをベースとしたスポーツモデルとして「RS6アバント」登場。新開発されたドライサンプ式のV型10気筒FSIエンジン(580ps/650Nmを発揮)やツインターボ、クワトロシステムを採用。当時最も強力な量産アウディ車となった。

RS4アバント(タイプB7)

2011年には「RS3スポーツバック」が登場し、RSシリーズをコンパクトクラスに展開。また、2013年登場の「RS Q3」は、小型SUVの高性能モデルとして市場を切り拓いた。これらのモデルは「TT RS」から搭載のはじまった2.5L直列5気筒ターボエンジンが横置きに積まれたわけだが、V6エンジンと4気筒エンジンのそれぞれの美点を兼ね備えたユニットとして高い評価を受けた。

RS4アバント(タイプB8)

2002年の「RS6」から採用された「ダイナミックライドコントロール」ダンパーによって、走行中のロールやピッチは大幅に減少。RSモデルが走行安定性をさらに高めたのも大きな話題となった。

RS6アバント(タイプC6)

現在はコンパクトクラスからミドルサイズ、SUVまで多彩なモデルで展開されているアウディの「RS」シリーズ。2019年は計6モデルが発表され、そのうち2モデルはまったく新しいRSモデルになるとのことだ。

●アウディ「RS」歴代モデル
1994年:RS2アバント
2000年:RS4アバント
2002年:RS6セダン/RS6アバント
2004年:RS6プラス(限定車)
2005年:RS4セダン
2006年:RS4アバント/RS4カブリオレ
2008年:RS6セダン/RS6アバント
2009年:TT RSクーペ/TT RSロードスター
2010年:RS5クーぺ
2011年:RS3スポーツバック
2012年:RS5カブリオレ/RS4アバント/RS3スポーツバック
2013年:RS Q3/RS6アバント/RS7スポーツバック
2015年:RS3スポーツバック
2016年:TT RSクーペ/TT RSロードスター
2017年:RS3セダン/RS5クーペ/RS4アバント
2018年:RS5スポーツバック

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