【海外試乗】「メルセデスAMG GT」確実に進化を遂げたハイパフォーマー!

最注目のサーキットスペックモデルAMG GT R PRO

ベーシックなクーペのAMG GTは、優れたライドコンフォートと適度な軽快感のバランスが上々。AMG GT Sのフットワークはシャープな一方、やや落ち着いた感じに乏しく、また乗り心地も快適とは言い難いと感じた。これも従来と同様だ。そして個人的に惹かれたのがAMG GT Cコンバーチブル。ワイドトレッド+後輪操舵でコーナリングは迫力があるし、乗り心地も引き締まってはいるが悪くないのである。

アロー形状のポジショニングライトとウインカーに3つのリフレクターのハイ/ロービームにLEDを採用し、明るくクリアな視界を確保。

もう1台、最注目の存在がAMG GT R PROだ。先に登場したGT Rと同スペックとなる最高出力585㎰、最大トルク700Nmを発揮するエンジンを搭載し、CFRP製のエアロパーツやルーフ、鍛造ホイールにロールケージ、そして調整式サスペンションなどを備えたサーキットスペックのモデルで、ホッケンハイムでの全開走行では、さながらレーシングマシンを操っているかのような緊張感と高揚感に浸らせてくれ

AMG GTは、4L V8ツインターボエンジン「M178」を搭載。アルミ製クランクケースに鍛造アルミ製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度を両立。

この新型AMG GTはすでに日本でも発表済みである。AMG GT R PROについては限定20台の導入となるので、興味を持たれた方は決断、お早めに。

ニュルブルクリンク北コースで7分04秒621と、メルセデスAMGの中で最速タイムを出した「GT R PRO」。国内での販売は20台限定で2900万円。ステアリング位置は左のみとなる。

リポート:島下泰久/Y.Shimashita フォト:メルセデス・ベンツ日本/Mercedes-Benz Japan ル・ボラン6月号より転載

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島下泰久
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