ディナー会場は何と工場のスーパースポーツ生産ライン!
そしてこの日、最も印象に残ったのはディナー! なにしろ日中に見学したスーパースポーツの生産ライン……、つまりアヴェンタドールの組み立てラインが会場だったんです。先ほどまで従業員の方々が作業していたところがお洒落なレストランに早替わり。聞いたところによると、ここでのディナーは今まで数回しか行われたことがないとのこと。ステファノ・ドメリカリ社長をはじめ、ランボルギーニの首脳陣が勢ぞろいでメンバーと会食をするのですから、このFABに賭けるランボルギーニの期待の大きさが伺えますね。。ラインが停止した工場内では、製造途中のクルマはすべてオブジェとなっていました。
日中の工場内は明るく、白で統一されて清潔感があり、天井の赤いラインがアクセントになってお洒落でした。打って変わって夜の部は、ロウソクと間接照明、テーブルなどの飾り付けによって、全く違う雰囲気になっていますが、こんなファクトリーディナーをビジネスにしたら人気が出そう。でもなにより、工場で食事できる清潔感にビックリです!
そして2日目のプログラムは、イモラ・サーキットで最新ランボルギーニ試乗。イモラ・サーキットといえば、マクラーレン・ホンダで3度のチャンピオンを獲得した人気F1ドライバーの故アイルトン・セナ選手が、レース中の事故によって死亡したことでも知られる有名な場所。私も行ってみたかった場所のひとつで、今回願いが叶いました。しかもランボルギーニで!
まずは試乗車の紹介。「ウラカンEVO」は、「ウラカン・ペルフォルマンテ」と同じ最高出力640ps 、最大トルク600Nmを発生するV型10気筒5.2Lエンジンを搭載し、0-100㎞/h加速は2.9秒のパフォーマンスを披露します。また、車両を総合的に制御する「LDVI」(ランボルギーニ・ダイナミカ・ビークル・インテグラータ)を新しく採用したこともトピックです。
一方フラッグシップモデルで、限定生産900台の「アヴェンタドールSVJ」は、770psのパワーとともに最新の可変空力デバイス「ALA2.0」を搭載するモデル。最後に「ウルス」は、ランボルギーニ初のターボエンジンとなる4L V8ツインターボに8速ATを組み合わせ、SUV最速級の305㎞/hという最高速度に、0-100㎞/h加速3.6秒という俊足ぶりが特徴です。
試乗前には、ヘルメットの被り方からサーキットの走り方の紹介ビデオが流れました。確かにFABメンバーの中にはランボルギーニのオーナーもいますが、ランボルギーニに乗ったことの無い人もいれば、サーキットを始めて走るという人もいるからという配慮ですね。まずは同乗走行でコースの下見をしました。
私は「ウラカンEVO」、「ウルス」、「アヴェンタドールSVJ」の順番で試乗しましたが、最初に乗った「ウラカンEVO」が手ごろなサイズでバランスが良く楽しく走れました。一方、「アヴェンタドールSVJ」はシートポジションが合わなかったり、車内無線のボリュームが大きすぎて試乗が終わることには頭がガンガン。正直、あまり楽しめませんでした。なので、リベンジしたい!(笑)というわけで、インストラクターの同乗走行でたっぷり確認。私には到底出しえないスピードで異次元の世界を味わわせていただきました。ちなみに「ウルス」は、良くも悪くも想定内です。
そしてこのサーキットプログラムの最後には、終了証をいただき、2日間の夢のような時間は終了。今回は丸ごとランボルギーニを楽しむ旅でした。ちなみに今後「ランボルギーニFAB」の活動は次のステップとして、30歳未満の女性をサポートする「フューチャーFABアワード」を開催し次の世代の女性たちも応援していく、とのこと。
今、ランボルギーニはまさに猛牛のごとく、”攻めて”いますよ!
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