1.2Lターボ+8速ATを搭載。装備・仕様の異なる3グレードを設定
プジョー・シトロエン・ジャポンは6月26日、新型コンパクトSUVの「DS3クロスバック」を発売した。消費税込みの車両本体価格は、2,990,000〜4,040,000円である。
DS3クロスバックは「DS7クロスバック」に続くDSブランドのSUVで、全長4120×全幅1790×全高は1550mm、ホイールベースは2560mmと日本でも扱いやすいサイズ。最小回転半径は5.3m、最低地上高は185mm確保された。
パワートレインは130ps/230Nmを発揮する1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンと8速ATの組み合わせ。駆動方式は全車FFだ。燃費データはJC08モードで16.9km/L、WLTCモードでは15.9km/Lと発表されている。
DS3クロスバックも、DSブランドの作らしい個性的なデザインが特徴だ。同社では「美しいものを愛する人々の美意識にかなう彫刻的な美しさを湛えたエクステリア、フランスのあらゆるメゾンブランドに触れてきた人々の審美眼にかなう質感を備えあらゆるディテールへの配慮を重ねた独創的なインテリア、そしてアバンギャルドなテクノロジーが創り出す快適な、心の平穏と多幸感に満たされたドライビング体験」を提供するモデルと紹介している。
外観では、ソリッドで彫刻的な造形に加えて、DSウィングに縦に連なるパールトップステッチのようなデイタイムランニングライト、シャークフィンのBピラーにフラッシュサーフェイス処理されたリトラクタブルドアハンドル、そしてコンセプトカーからそのまま市販車になったようなウェザーストリップの見えないクリーンなグラスエリアが特徴点として挙げられる。
インテリアではインパネやコンソール、シートなどに菱形のモチーフが与えられ、独特の雰囲気を醸し出している。
装備面では7インチタッチスクリーンやフォーカル・エレクトラ製HiFi 12スピーカー、ヘッドアップディスプレイといったアイテムを採用。運転支援技術では、前走車や対向車の動きを解析して自動で調光するDSマトリクスLEDビジョン(ヘッドライト)や、サイクリストの検知や片側の白線だけでも認識可能なレーンキーピング機能を備えたアクティブクルーズと統合制御するレベル2相当のDSドライブアシストといった先進機能が導入されている。
グレードは3タイプを設定。エントリー版の「ビーシック(2,990,000円)」はハロゲンヘッドライトや17インチアロイホイール(NAGOYA)、7インチタッチスクリーン、マニュアルエアコンといったアイテムを採用。インテリアはファブリック仕上げとなる。
「ソーシック(3,570,000円)」はフロントソナーやバックカメラ、オートエアコン、17インチアロイホイール(MADRID)、スマートフォンワイヤレスチャージャーなどを装備。インテリアはファブリックとテップレザーのコンビだ。このグレードはさらに、DSマトリクスLEDビジョンやDSドライブアシスト、アクティブブラインドスポットモニター、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーションなどの装備群によるパッケージオプションを190,000円で設定している。
トップグレードの「グランシック(4,040,000円)」は、18インチアロイホイール(SAO PAULO)やヘッドアップディスプレイ、フォーカル製HiFiスピーカーといった上級アイテムを装備。インテリアはレザー仕上げとなる。