クーペからSUVにジョブチェンジ? 新型「フォード・プーマ」がデビュー

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1Lターボに48Vシステムを組み合わせるマイルドハイブリッドを設定

6月26日、欧州フォードは新型コンパクトSUVの「プーマ」を発表。欧州では9月から市場に導入される予定だ。

プーマという名称のモデルは1997年に当時の「フィエスタ」をベースにしたコンパクトクーペとして登場していたが、このたびSUVにボディスタイルを変更してその名が復活した。

現行フィエスタに採用されている新世代のプラットフォーム「B-car」アーキテクチャーをベースにしている新型プーマ。詳細なスペックは今後の発表を待つことになるが、フォードのSUVラインアップではかつて日本にも正規輸入されていたエコスポーツの下のクラスに位置付けられるコンパクトモデルである。

パワーユニットは125psまたは155psを発揮する1L直列3気筒ターボの「エコブースト」と、このエコブーストに48Vシステムを組み合わせるマイルドハイブリッド仕様の「エコブースト・ハイブリッド」、そしてディーゼル仕様の「エコブルー」の3タイプを設定。エコブースト・ハイブリッドは、最大50Nmの電動システムにより、燃費は125ps仕様で18.5km/L、155ps仕様では18.1km/Lをマークする。トランスミッションはパワーユニットに合わせて6速MTまたは7速DCTを組み合わせる。

コンパクトSUVながら優れた積載性を備えているのも新型プーマの特色だ。荷室容量は376Lを確保。さらに荷室床下に設定した80L分のサブトランクをプラスすればその容量は456Lとなる。サブトランクは763×752×305mmの空間が確保されており、このスペースをプラスすれば高さ115cmまでの荷物を立てて積み込むことができるという。また、分割可倒式のリヤシートを倒した荷室最大時には112×97×43cmの荷物が積み込める。この積載性能はクラストップレベルとフォードは主張する。

エクスリアデザインはフォードの新世代デザインアイデンティティ「Sexy Sanctuary(直訳:セクシーな聖域)」のコンセプトが反映されている。カヌー型のヘッドランプや、大胆にえぐれたボディサイドや強調されたホイールアーチなどによって、スポーティで表情豊かなルックスを実現している。

12.3インチのフルデジタルメーターパネルや先進の運転支援システム「Ford Co-Pilot 360」、8インチのタッチスクリーンを組み合わせるインフォテイメントシステム「SYNC3」、そしてコネクティッド技術「FordPass Connect」が導入されたほか、セグメント初となるマッサージ機能付きフロントシートや、B&O製サウンドシステムを採用するなど、商品力を高めている点も新世代モデルらしい特徴だ。

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