【海外試乗】「DSオートモビル・DS3クロスバック」アヴァンギャルドが止まらない!

新生DSのあるべき姿がこの一台に詰まっている

CMPのCは「コモン」を指し、全動力源を載せるプラットフォームの意。来年後半には136 ps(100kW)の「E-TENSE」も追加予定。

欠点はタイヤ外径に起因することだろうが、5.3mという最小回転半径はBセグとしては大きい。Uターン以上に旋回させられるヘアピンでは、ライン取りを前もって意識する要があった。
とはいえDS3クロスバックの魅力は、走り出す前から際立っている。その内的質感、インテリア内装の洒脱さは圧倒的でさえあり、同じセグメントに敵はない。「オペラ」あるいは初回限定版の「ラ・プルミエール」では、シート同様にダッシュボードに張られたナッパレザーに、染料を指にのせて表面にニュアンスをつけることで生まれる「パティーヌ仕上げ」が施されている。またオプション扱いながら、フランスの高級オーディオメーカーであるフォーカルを搭載するフランス車は他にもあるが、最上級システムの「エレクトラ」を選べるのはDSのみだ。

エアコン吹出し口を左右に配し、広さとダッシュボードの質感を強調。ADAS機能はレーンキープや緊急ブレーキ補助含め標準装備だ。

いわばDS3クロスバックには、小さな車格から窺い知れないほどの、エレガントな身のこなしと洗練された感触がある。「小さな高級車」であることは間違いないが、そんないい回しをどこか陳腐に感じさせてしまうのも、そのクラスレスな魅力の為せる技といえる。

リポート:南陽一浩/K.Nanyo フォト:プジョー・シトロエン・ジャポン/PEUGEOT CITOROEN JAPON ル・ボラン2019年6月号より転載

■関連記事

2019/05/10 18:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!