パワーユニットには4L V8が追加される可能性も
2017年にデビューしたメルセデス・ベンツ初のピックアップトラック、「Xクラス」のロングバージョンがカメラに捉えられた。
その存在はすでに昨年キャッチされていたが、今回のテスト車はカムフラージュが最小限の状態。もはやフロントとリヤ回りには艤装がなく、現行モデルと同じデザインであることが確認できる。テスト車と現行モデルにおける最大の違いは写真で確認できるグレーの部分。キャビン後方とリヤタイヤ手前までが延長されたロングボディ仕様になっていることがわかる。
その結果、荷台の長さ現行モデルの62.4インチ(1587mm)から70.3インチ(1788mm)に延長され容量が大幅に拡大。同クラスのピックアップトラックとしては最大級となり、ラグジュアリーながら「ワークホース」としての機能も期待できるスペックとなる。
ロングバージョンでは、新たなパワーユニットが搭載する可能性もある。現行のXクラスでは、165㎰の2Lガソリンと163㎰/190㎰という2種類のスペックを持つ2.3Lディーゼルターボ、そしてトップモデル用に258㎰/550Nmを発揮する3L V6ディーゼルターボがラインアップされているが、ロングバージョンではより強力な4L V8エンジンが追加されるという情報もある。
生産は、ベース車となった「日産NP300ナバラ」などと同じくアルゼンチン・コルドバのルノー工場と、スペイン・バルセロナの日産工場が担当。このロングバージョンXクラスのワールドプレミアは早ければ2019年内、遅くとも2020年前半には行なわれる模様だ。
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