ボクスターSもSLC43も電子制御の妙でコントロール性&安全性優先の設定に【清水和夫のDST】#76-4/4

ミッドシップカーのダブルレーンチェンジテストは過酷

PORSCHE 718 BOXSTER S
●操縦安定性:★★★★☆
●平均通過速度:76.25km/h(2回平均)

ミッドシップカーのダブルレーンチェンジテストは過酷だ。というのは重いエンジンがリアタイヤにのしかかる瞬間に、リアの安定性が急に失われる傾向にあるからだ。過去のテストでも同様に緊張した。しかし、最新の718ボクスターSは安心できる。リアはストラットサスペンションなのでカレラに較べてハンディはあるが、リアの安定性は先代と比べると、より進化している。さらにオープンカーとは思えないほどボディ剛性感が高いから、サスペンションとボディのダンピングが素晴らしい。メルセデスと同じく安全優先のために強めにESC(PSM)を効かせている。

 

リポート:清水和夫 フォト:篠原晃一 ル・ボラン 2017年1月号より転載

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