「天才タマゴ」の異名が復活
横倒しにした直列4気筒エンジンをフロア下のミッドシップに搭載、当時としては近未来的なワンモーションフォルムのボディをまとい「トヨタの天才タマゴ」をキャッチフレーズにして登場した初代「エスティマ」。2代目以降はコンベンショナルなフロントエンジンのFFプラットフォームに移行したが、ミニバンで初めてハイブリッドカーを投入するなど、既存のミニバンとはひと味違うキャラクターは健在で、一時はトヨタの主力ミニバンという地位にもあった。
しかし2006年にデビューした現行の3代目以降は大きな動きはなく、また2019年をもって生産終了という噂も出てエスティマの命脈は風前の灯火とまで言われてきた。だが、ここにきてついに次期エスティマに関する情報をキャッチすることができた。
一部では2017年の東京モーターショーで初公開された「ファイン・コンフォート・ライド」コンセプトが後継との噂もあったが、さすがにそこまで奇抜なエクステリアが採用される可能性はないようだ。そこで今回はTNGAプラットフォームを採用する新型の予想CGを現在まで得ている情報をもとに制作してみたのだが、そのエクステリアは現行型を近未来的にアップデート。Aピラーを傾斜させ、一層シャープなフォルムとした。フロントフードやサイド面構成にはキャラクターラインを複雑に取り入れ、またフロントには三段構成の造形を取り入れ立体感を演出した。ヘッドライトライトはコンセプトカーのものをベースに直線のLEDを中央まで伸ばし未来感を演出。また、インテークも大型デザインで迫力をアップさせている。
だが、次期エスティマで注目すべきはトヨタがMIRAIで商品化したFCV(燃料電池)パワートレインの搭載だ。MIRAIの航続距離は公称で650kmだが、次期エスティマではゼロエミッションにして1,000kmを走破できるという。もちろんコンベンショナルな内燃機関も用意され、そちらは「レクサスUX」に搭載された2LにTHS IIを組み合わせたハイブリッド仕様となるようだ。現行型のJC08モード燃費は18.0km/Lだが、次期型では大幅に向上していると思われる(30km/L近いという話もある)。
なお、トヨタでは「プリウスα」の生産終了も予定しているという噂もあるだけに、次期エスティマはそれとの統合モデルになる可能性も考えられる。その答えが見えてくるのは今年の東京モーターショー、あるいは2020年前半というあたりになりそうだ。
■関連記事
- 時代とともに変容するラグジュアリーカーのカタチ、国産ラグジュアリーの到達点「トヨタ・センチュリー」
- 【スクープ】トヨタ「ハイラックス」が9年ぶりフルモデルチェンジへ! ライバルとされる三菱「トライトン」はどうなる?
関連記事
【スクープ】日産「リーフ」の次期型はクーペクロスオーバーボディに一新! 出力&航続距離も大幅に向上へ
スクープ
2024.11.11
【スクープ】トヨタ「スプリンターカリブ」の名が復活!? カローラTREKよりもパワフルで、SUVテイストに
スクープ
2024.11.01
長年のイメージを打破した「クラウンスポーツ」が展示!「bZ4X」にも試乗ができます トヨタ出展情報【EV:LIFE 神戸2024】
EV:LIFE KOBE2024
2024.10.29
屋根が外れる!オーディオルームが見える!!ニチモの超傑作「タウンエース」 名作キット列伝・第4回【CARSMEETモデルカー倶楽部】
CARSMEET モデルカー俱楽部
2024.10.29
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>