0-100km/hを4.1秒でこなす実力

1月28日、アウディ ジャパンはA4シリーズのトップパフォーマンスモデル「アウディRS4アバント」の新型を発売した。消費税込みの車両本体価格は11,960,000円で、ハンドル位置は左右から選べる。

RS4アバントは、フラッグシップスーパースポーツの「R8」をはじめ、「RS6」、「RS5クーぺ」、「TT RS」など、アウディのハイエンドスポーツモデルの開発拠点である「アウディスポーツ」が手がけるA4シリーズの頂点に君臨するモデル。

パワートレインは450ps/600Nmを発揮する新世代の2.9リッターV型6気筒ツインターボと8速AT（ティプトロニック）の組み合わせ。同社独自の4WD「クワトロシステム」により4輪を駆動する。

このエンジンは、従来型のRS4アバントに搭載されていた4.2リッターV型8気筒からダウンサイジングを実施。それでいて最高出力は同値で、最大トルクは170Nm上回る。0-100km/h加速タイムを4.1秒でこなす一方、11.2km/LのJC08モード燃費を実現している。

エクステリアデザインは、かつて北米のモータースポーツシーンを賑わせた「アウディ90クワトロIMSA GTO」からインスピレーションを得たもの。RSモデル専用のシングルフレームグリルや大型のエアインレット、さらに専用の前後バンパー、リヤディフューザーを採用することで、スポーティさを強調している。伝説のマシン「アウディ クワトロ」を彷彿とさせるブリスターフェンダーも特徴で、標準モデルのA4アバントに比べて全幅は25mm拡大している。

水平基調のデザインが特徴のインテリアでは、ファインナッパレザーのSスポーツシートをはじめ、フラットボトムのRS革巻きマルチファンクション・スポーツステアリングホイール、RS専用のシフトゲート、イルミネーション付きドアシルトリムなどを採用。スポーティかつエレガントな雰囲気を発散する。

メーターパネルには、12.3インチのTFTディスプレイにスピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーションシステムをはじめ、Gフォース、トルク値などの情報も表示できるアウディバーチャルコックピットを標準で装備する。

「アウディコネクト」は、インターネットと常時接続することで、ニュース、天気予報、駐車場検索、空港のフライトインフォメーション、ガソリンスタンドを距離順や価格順に表示する等の情報が入手可能だ。また24時間365日、専任オペレーターを介して施設検索や予約手配が可能なコンシェルジュサービスである「アウディコネクトナビゲーター」も利用できる。そのほか、アウディプレセンスシティ（歩行者検知機能付自動ブレーキ）をはじめとする数々の最新安全技術とアシスタンスシステムも搭載されている。

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