3月中旬までの期間限定イベントも
1月23日、ドイツ市場における「アウディe-tron」の販売開始に先立ちアウディはミュンヘン空港内における特別展示を開始した。空港内の630平方mの敷地には、アウディ初の電気自動車が宇宙から落下してきたという設定の舞台が演出。3月中旬までの期間、来場者や空港利用者はターミナル1と2の間にあるMACフォーラムにおいてe-tronのテクノロジー、サービスエコシステム、アウディが手がけるその他のプロジェクトを体験することができる。
この展示について、アウディAG販売戦略及び事業開発責任者のホルスト・ハンシュールは以下のようにコメントしている。
「私たちは、アウディe-tronでブランドの新たな扉を開きます。その焦点は、クルマ自体はもちろんのこと、新時代のデジタルサービスや充電システムにも当てられています。今回の“隕石”は、アウディ初の量産電気自動車をとりまくエコシステムやテクノロジーを体験していただくための、まったく新しいアプローチです。さらに今年、アウディはミュンヘン空港と協力して、充電のインフラ開発にとりかかります」
この“隕石”は、e-モビリティおよびアウディが考える電動化の未来についての包括的な概要を提供。訪れた子供たちは、アウディという名前の小型のアニメーションロボットに導かれて“隕石”を探検。アウディによる電気の世界を楽しみながら体験することができる。さらに来場者は“隕石”から発着する形で、MACフォーラム内に設置された短い試乗コースで事前に予約することなくe-tronを走らせることができる。アウディパートナーを通じて事前に予約すれば、無料で1時間試乗することも可能だ。
この施設は、全世界のアウディ販売組織を対象とした発売前の集中トレーニングにも使用。世界中のディーラーから9,500人以上が集まり、アウディのテクノロジーとアウディe-tronのエコシステムに関するすべてを詳細に学習することになる。
ミュンヘン空港では、3月までの期間限定で隣接するマイ・アウディ・スフィア内に設置されたエスケープルームでもe-tronを体験できる。来場者は、複数のシナリオが織りなす謎を楽しみながらe-tronに採用されるテクノロジーを学ぶことが可能となり、すべての謎が解けたら試乗というイベントが体験できる。
このアドベンチャー体験は、ウェブサイト(http://www.audie-tronroom.de/)またはデジタルアウディチャンネル(http://www.audi.de/e-tron-reservieren等)から予約することができる。
今年、アウディは世界最大の充電ステーションをミュンヘン空港に構築しようとしており、ここには、70カ所のAC(交流)充電ポイント(22kW)と6カ所のDC(直流)充電ポイント(150kW)が設置される予定だ。