フォルクスワーゲンとフォードが提携開始

H.Tanaka
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ピックアップトラックからスタート!

フォルクスワーゲンとフォードは1月15日、両社の幅広い提携に関して最初の正式な合意に達したことを発表した。

フォルクスワーゲン最高経営責任者(CEO)のヘルベルト・ディースとフォードCEOのジム・ハケットは、両社が世界市場向けの商用バンおよび中型ピックアップ トラックを開発して2022年にも市場導入することを確認した。この提携により両社には大きなスケールメリットがもたらされ、効率性が大幅に向上するとともに、それぞれ独自の機能とテクノロジーを搭載可能な車両アーキテクチャー開発に対する投資を分担することが可能になる。両社では、この協力により2023年以降に税引き前営業利益が改善すると見込んでいる。

さらに、フォルクスワーゲンとフォードは自動運転車、モビリティサービス、電気自動車の各分野でも協力について探ることを合意して覚書に調印。すでに可能性の検討に着手した。また、将来的にさらなる協業プログラムを検討する可能性があることにも言及、今後数カ月間にわたってその内容を詳しく検討する予定となっている。

両社間で株式の持ち合いを伴わない今回の提携は、共同委員会によって統制されることとなり、ハケットとディースが委員長を務めるこの委員会には両社の重役も名を連ねる予定となる。

フォードは「トランジット」ファミリーおよび「レンジャー」で、フォルクスワーゲンは 「トランスポーター」、「キャディ」、「アマロック」の各モデルによって世界中で幅広く商用バンおよびピックアップトラックの事業を展開している。2018年の両社の小型商用車台数は、世界全体で合計約120万台に達しており今回の提携は生産規模の面で自動車業界最大のものとなる。

中型ピックアップトラックと商用バンの需要は、今後5年間で世界的に成長すると見込まれている。今回の提携により、両社はそれぞれのブランドならではの特徴を維持しながら開発費を分担、両社の生産能力を有効活用して車両の機能と競争力を高め、コスト効率を上げることが可能になる。

この提携を通じ、フォードは両ブランド用の中型ピックアップトラックの開発と生産を行なうと同時にヨーロッパ市場向けのより大型の商用バンの開発と生産を担当。フォルクスワーゲンは、シティバンの開発と生産を担当する予定となっている。

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