【イベントリポート】伝説的「ポルシェ935」のオマージュがデビュー

column 1
レンシュポルト・リユニオンとは?

前回から4年ぶり、通算6度目の開催となった今年のテーマは“Marque of Champions”。伝説のドライバー、エンジニア、そしてマシンが勢揃いした。また、12人の現役ワークスドライバーとともに最新マシンも馳せ参じ、いまやユーザーの手元にあるさまざまな年代のレーシングポルシェとともに高らかにエキゾーストノートを響かせたのだ。

column 2
993型の911ターボSが完全リプロ!

ポルシェの創業70周年を祝うために何かできないか。そう考えていたポルシェ・クラシック部門が見つけたのが未使用のタイプ993ターボのホワイトボディだった。人も技術もある。これを元に現代の知見でクルマを組み立てようと、プロジェクトは始まった。

450psのターボSスペックとされたツインターボ過給の3.6リッター空冷フラット6は、厳選された部品で組み立てられた。それに合わせてボディも、リアフェンダーに手作業でターボS専用のエアインテークが開けられた。

ボディ色はゴールデンイエロー。これは911ターボSのポルシェエクスクルーシブモデルに合わせたものだが、この車両は塗装も人の手で行なわれた。ホイールにはまずゴールドで塗装した上からブラックを重ね、レーザー加工でリム部分だけゴールドを浮き立たせる最新の技術を採用。内装もやはりすべて職人の手で仕上げられたという。

お祝いとして、とはいいつつ実際にはポルシェクラシックの技術ショーケース的な意味合いも込められていたはずのこのクルマは、10月27日に開催されるRMオークションに出品予定だ。収益はフェリー・ポルシェ財団に寄付されるということである。

フォト:ポルシェ・ジャパン/ル・ボラン 2018年12月号より転載

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島下泰久
AUTHOR
2018/11/23 11:30

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