「一応お仕事です(笑)」カメラマン山本佳吾の【WRCラリーGB】漫遊リポート

地元選手権もアツい!

親御さんの教育の賜物か、通過するマシンの車種を全て言い当てるお子様たち。エスコートのマークⅠとマークⅡの違いもキチンと理解されており、教育水準の高さが伺い知れます。

世界選手権のラリーGBは、イギリス選手権(BRC)も併催しています。BRCといえばあのコリン・マクレーが名を上げた選手権。英国人ドライバーというと、最近はクリス・ミークぐらいしかパッとしてなかったけど、そのミークもあまりにクラッシュが多くて先日シトロエンをクビになりました。最近はそんな荒くれ者もあまりいないようで、ボクもどんなヤツらが走ってるの興味津々で、WRC以上に楽しみでした。

プロドライブ謹製! 名機インプレッサWRCもここではまだまだ現役です。

世界中どこに行っても旧車は大人気。日本と違ってあちらは旧車といえども本気で走らせます。壊れたら直せばいいんだって考え。素敵ですね。

そこでまずビックリしたのがエントリー車種。イマドキのR5はもちろん、型遅れのWRカーやグループB。さらにエスコートやコーティナといったレジェンド級までが同じ土俵で走ってました。

朝から夕方までこんな感じでまったりすごす人も……っていうか、ヤツらは肉焼いて食べたら、ラリーも観ないでずっと寝てましたよ。

いわゆるクルマでアクセスしやすい場所には、近くに飛行機を撮りに来たついでにラリー観にきたっていう日本人だったり、中学生カップルがデートで来てたりと、近いから観に行ったろかいって、ゆるーい雰囲気の人が多いのですが、WRCとBRCのインターバルの時間を使って、山道をさらに奥まで探索しに行ってみると、いるわいるわマニアどもが! イギリスは大人しいギャラリーが多いのかと思ってたけど、山の奥地は違いました。そこかしこで肉を焼くイイ匂い。ビールの空き缶の山。まるでプレミアリーグのスタジアムかのような喧騒。マンチェスターから近いんだし、そらそうよねぇ。ああよかった、イギリスにも愛すべきラリーバカがたくさんいて(笑)。先輩に聞くと、マクレーやバーンズが走ってた頃は今と比べものにならないぐらいのギャラリーが詰めかけて、渋滞もひどかったのだそう。

フォト&リポート:山本佳吾 K.Yamamoto

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