悟空の「ハイ! メルセデス」でおなじみの新型Aクラスを発表

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クルマは気の合う相棒

メルセデス・ベンツ日本は10月18日(木)、東京港区の新シンボルストリートにオープンした複合施設「新虎通り CORE」を会場に、同ブランドで人気の高いコンパクトハッチの4世代目モデル「新型Aクラス」を発表。全国正規販売店ネットワークを通じて、発表会当日から受注受付をスタートした。

全長4419×全幅1796×全高1423㎜というスリーサイズの新開発ボディは、コンパクトクラスながらもゆとりある室内居住空間を創出。垂直かつ末広がりなデザインのフロントエンドには、ダイヤモンドグリルにシルバーのルーバーとスリーポインテッドスターを配し、シャープなLEDヘッドライトを組み合わせてロー&ワイドなフォルムに磨きを掛けている。

ダイムラー社のコンパクトモデル開発プロジェクトリーダーであるオリバー・ゾルケ氏によれば、新開発のボディは全体的な構造剛性を強化しつつ、cd値0.25という優れた空力性能や遮音材とトリムの最適化で快適性と静粛性を向上。ピラーをスリムにすることで視界を10%改善するといった工夫も施されている。

また、オプション装備のマルチビームLEDヘッドライトをはじめ、前車追従型クルーズコントロールやアクティブレーンチェンジなど、旗艦Sクラスと同レベルの安全運転支援システムも導入しているとのこと。

オールアルミ製ブロックやデルタ形シリンダーヘッド等の採用で小型軽量化された、1.4リッター直4ターボの「M282」型エンジンは、レスポンスに優れた過給器やフリクションロスの低減が図られ、従来の1.6リッター版よりも出力が14psアップした136psと最大トルク200Nmを発揮。7速デュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせて、滑らかでスポーティな走りを実現する。

そして、なんといっても新型Aクラスの注目ポイントは、高精細ワイドスクリーン・コックピットと新開発の対話型インフォテインメントシステムの「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス)」だ。ステアリングスイッチやタッチスクリーンはもちろん、普通に話しかけるような自然対話式のボイスコントロールで、ナビの目的地や電話、ドライブミュージックの選曲、メッセージ読み上げ、気象情報、エアコンの温度設定といったクルマのあらゆる機能が操作できるのだ。

ダイムラー社研究開発部門のMBUX担当マネージャーである、トリビアス・キーファー氏によるデモンストレーションでは、車内で「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」とAクラスに呼びかければ、音声アシスタントが応答してリクエストに応えてくれる。その対話は自然で、まさにクルマがパートナーになるような感覚だから、愛着が湧くこと間違いなしだ。

これら全方位で著しく進化を遂げたメルセデス・ベンツ新型Aクラスのラインナップと車両価格は、エントリーグレードの「A180」が3,220,000円からで、装備が充実した「A180スタイル」が3,620,000円。そして今回の発表を記念した特別仕様車の「A180 Edition1」が4,790,000円(限定500台)となる。納車はこの12月から順次はじまる予定だ。

メルセデス・ベンツ日本 https://www.mercedes-benz.co.jp

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萩原充
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