三菱自動車の合弁会社が中国でピュアEVを発売

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中国基準の航続距離は410km

三菱自動車は、広州汽車集団、三菱商事、三菱自動車による車両生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司(以下、広汽三菱)が、湖南省・⻑沙市でピュアEVの新型SUV「祺智(チーツー)EV」の生産を開始すると発表した。

チーツーEVは北京、⻑沙、広州、深セン、杭州、天津など12の主要都市で今月より販売を開始。その後中国全土に展開する計画。広汽三菱では、現地生産のプラグインハイブリッドEV(PHEV)のSUV「チーツー」の本格的な販売を今年3月から開始しているが、今回そのピュアEV版を生産・販売することでさらなる電動車両の普及を目指すとともに、EV技術の現地化推進に貢献していく。

チーツーEVは、410km(中国燃費測定基準)の航続距離を有し、電気モーターの力強いトルクとSUVの快適性と室内の広さを兼ね備え、中国のユーザーは先進的で環境に優しいSUVとして13.58万元(日本円で約220万円。新エネ車補助金の受給後)から購入できる。

三菱自動車の益子修CEOは、以下のようにコメント。

「チーツーの投入に引き続き、チーツーEVを現地生産することは、広汽三菱にとって重要な出来事であり、中国のお客様のニーズや中国の自動車産業に貢献する役割を担うことになります。三菱自動車は、中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」の中で重要市場のひとつと捉えている中国事業でさらなる拡大を図ってまいります」

3年間の中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」で三菱自動車は、中国において2019年度までに販売台数と販売店舗数を2016年度比で倍増させる計画。また、三菱自動車の強みである四輪駆動車や電動車両などの商品ラインナップ拡大と合わせて、中国の自動車市場で持続的な成⻑の達成に向けた事業基盤の強化に取り組む。広汽三菱は、そんな三菱自動車の販売および生産拠点として重要な役割を担うことになる。

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