航続距離は400km超!
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月26日(水)、東京千代田区有楽町の大規模複合施設、「東京ミッドタウン日比谷」のアトリウムを会場に、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)、「I-PACE(アイ・ペイス)」を日本初公開。発表会当日より受注をスタートした。
発表会では同社代表取締役社長のマグナス・ハンソン氏(写真手前右)とポール・マデン駐日英国大使(写真手前左)が、英国ブランドのジャガーが開発したピュアEVの重要性と市場でのアドバンテージに触れ、新型I-PACEをアンベール。続くデザイン・ディレクターのジュリアン・トムソン氏によれば、このエレクトリック・パフォーマンスSUVのジャガー「I-PACE」は、全長4695mm/ホイールベース2,990mmと、同ブランドの「F-PACE」とほぼ同等でありながら、内燃機関を搭載しないフロントボンネットは短く、フロントバンパー開口部に取り付けたアクティブ・ベーンにより、空気抵抗係数(Cd値)0.29を実現。傾斜したフロントウインドーとAピラーがグリーンハウスをコンパクトに見せるキャブフォワード・デザインは、疾走感あるシルエットとラージサイズ・ラグジュアリーSUVに匹敵する室内空間を確保しているとのこと。
そして、ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部の若林敬一ディレクターによるプロモーション解説を終えると、プロテニス・プレイヤーの錦織圭選手が登場。ジャガーブランドのアンバサダーを務める錦織選手は、「自分にとってジャガーは身近なブランドなので、世界中で注目されるのは嬉しい」とコメント。発表会の「シビれる電気ジャガー」というお題に対しては、「試合中にダウンザラインを決めた時はシビれます」「全米テニス決勝の大坂なおみ選手のプレーにもシビれた」と回答。「来週の楽天オープンでは結果を残したい。全力でプレーする」と力強く語った。
I-PACEの電動パワートレインは、最大効率97%を発揮するジャガー製モーターをふたつ備え、合計最高出力400psと最大トルク696Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.8秒を実現。90kWhリチウムイオン・バッテリーは航続距離で最長470km(WLTPモード)を達成。最大7kWのAC普通充電と100kWのDC急速充電(CHAdeMO規格)に対応。バッテリー充電は、100kWでは約40分、50kWで約85分、7kWの場合は約10時間で80%まで充電可能だ。
ジャガー初となるApple CarPlayおよび Google Android Autoを採用し、人工知能アルゴリズムによる「スマート・セッティング」を初搭載。リモートキーとスマートフォンのBluetoothを介して、近づいてくるドライバーを認識し、ドライバーの好みに応じたエアコンの温度設定やインフォテインメント、シート位置等を自動調整。しかもワイヤレスでのアップデートにより、常に最新のソフトウエアを提供する。
加えて、車両登録日から5年間、走行距離無制限の新車保証、車両登録日から8年以内または走行距離16万km以内で、バッテリー容量が70%を下回った場合を対象にしたバッテリー保証を付帯し、安心したEVライフを提供するとのこと。
I-PACEの車両価格(税込)は、9,590,000円(I-PACE S)、10,640,000円(I-PACE SE)、11,620,000円(I-PACE HSE)、13,120,000円(I-PACE FIRST EDITION)。なお、「I-PACE FIRST EDITION(限定色:ファトンレッド+22インチホイール)」をオンライン限定で3台を販売するとともに、10月1日にグランドオープンとなる「ジャガー・ランドローバー東京ベイ有明」での先行試乗会(11/14~12/20)の予約受付もスタートする。
ジャガー・ランドローバー・ジャパン https://www.jaguar.co.jp/index.html