卓越したパフォーマンスを証明
ホンダはこのほど、F1ハンガリーGPの舞台であるハンガロリンク・レーストラックで新型シビック・タイプRのタイムアタックを実施。前輪駆動車最速となる2分10秒19のラップタイムをマークしたことを発表した。
シビック・タイプRのステアリングを握ったのは、ジェンソン・バトン選手。2006年にホンダで初めて制したF1GPの舞台として、彼にとっても特別な意味を持つサーキットだ。
一周4.38kmのハンガロリンクは180度のコーナーと複雑なシケインを持つテクニカルなコースのひとつ。バトン選手はタイムアタック後、このようにコメントしている。
「2006年にホンダで初めてのF1レースで優勝したこのハンガロリンクで、シビック・タイプRのFF最速記録を樹立種たことは、とても喜ばしいことです。コースインしてすぐに気づいたのは、このクルマがとてもニュートラルな動きをしたことです。非常にバランスのとれた走りで、ドライビングが本当に楽しめました。マニュアルトランスミッションの仕上がりも良かったです」
今回実施されたタイムアタックは、「ホンダ・タイプRチャレンジ2018」の一環で行なわれたもので、これまでに下記のようなアタックが実施されてきた。
・WTCRのドライバー、ティアゴ・モンテイロ選手がポルトガルのエストリル・サーキットで2分1秒24のラップを記録
・BTCCの伝説マット・ニール選手が英国シルバーストーン・サーキットで2分31秒32のラップを記録
・スーパーGT選手権のスターであるベルトラン・バゲット選手がベルギーのスパ・フランコルシャンで2分53秒72のラップを記録
・WTCRのドライバー、エステバン・グエリエリ選手がフランスのマニクールサーキットで2分1秒51のラップを記録
今回、バトン選手によるハンガロリンク・アタックよって上記に続く5つ目の記録が樹立し、ホンダ・タイプRチャレンジ2018は無事に完了することになった。同時に、これらの記録によってホンダは、新型シビック・タイプRが卓越したパフォーマンスの持ち主であることを改めて証明してみせたのである。
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