「トップエグジット」テールエンドを採用
マクラーレン・オートモーティブは6月28日、新型モデル「マクラーレン600LT」を発表。7月12日に英国グッドウッドで開催されるイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で一般公開する。
このモデルは同社のスポーツシリーズに属する570Sクーペをベースに、3.8リッターV8ツインターボエンジンのアウトプットを600ps/620Nmにまで高めたほか、570Sから23%以上の部品を変更することによって、96kg軽い1247kgの車重を実現。LT(ロングテール)のサブネームは、かつての伝説的レーシングマシンである「マクラーレンF1 GTR LT」に由来するもの。LTを添えるモデルは675LTクーペ&スパイダーに続く4作目となる。
公道走行も可能なレーシンング志向のこのモデル、ボディは専用のカーボンファイバー製で、新デザインのフロントスプリッターやサイドシル、大型化されたディフューザーなどを採用。特徴的なのがテールのエキゾーストフィニッシャーで、ボディ後部の上面に設置されたそれは上方に向かって排気する「トップエグジット」タイプとなる点だ。ロングテールの名の通り、テールエンドは570Sより74mmストレッチされた。
インテリアではマクラーレンP1で採用されたカーボンファイバー製レーシングシートを装備するほか、室内の広い範囲にわたって軽量のアルカンターラで仕上げられている。
600LTも675LTのときと同様に限定モデル。2018年10月から約12カ月にわたり、他のプロダクションモデルと同時進行で生産される(限定台数は未発表)。
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