嶋田智之の【月刊イタフラ】人気のシトロエンC3をたっぷりと走らせてみた

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東京-京都往復をシトロエンC3で満喫

東京から京都を往復する機会があったので、以前からロングで走らせてみたかったシトロエンC3をお借りして試してみました。こうした試乗では、僕は大抵の場合、往路は高速道路、復路は山道含む一般道。ところが出発の数日前に持病の腰痛が再発しちゃったのです。様子を見ながら……と思っていたのですが、驚きました。C3での往復、間違いなく新幹線より遙かに快適だったのです。昔のハイドロほど柔らかな乗り味ではありませんが、足がとにかく上下にたっぷり動いてくれて、路面の状態は伝えてくれるけど重い衝撃は見事にいなす、身体に優しいフラットライド。

加えて高級そうには見えないシートが包み込むように身体を支えてくれて、乗り降りは辛いのに走ってる間は腰痛を忘れるほど快適でした。110ps/205Nmの1.2リッター直3ターボは加速はほどほどなれど巡航に入ると意外や速いし、車体の直進性もいいし、背高の割りにはハンドリングもいい。燃費はおおよそ22.3km/L。往復1200km、楽勝でした。

まるで小さなグランドツアラーのようなキャラだったのですね。C3の価格は装備違いで219〜243万円。僕の中のベストコンパクトカーが、今回、いきなりシトロエンC3へと刷新された気分です。

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