フォルクスワーゲンのつながるサービス「Car-Net」、絶賛強化中! 【Part.2】

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Googleのリアルタイムの情報を享受できる

 

「Volkswagen Car-Net」には、3本柱のひとつである「Guide & Inform」と呼ばれるテレマティクス機能(2017年12月現在で計11の機能)が用意されている。

 使用頻度が高そうなのが「オンライン施設検索」だ。フォルクスワーゲンの純正インフォテイメントシステム「Discover Pro(ディスカバープロ)」や「Composition Media(コンポジションメディア)」のうち、「Guide & Inform」対応車種(対応インフォテイメントシステム)で利用できる。

「オンライン施設検索」は、Googleのデータベースを使って、主に音声操作で施設検索ができる機能。ステアリングスイッチのマイクを押し、「オンライン施設検索」と発話してから施設名や「近くのコンビニ」、「軽井沢 美味しいランチ」などと発話すると、検索結果が画面に表示される。リストの中からどこを選ぶのかも音声操作が可能で、最後に目的地設定にする際にはディスプレイをタッチして決定する。

 ほかにも便利な機能がいくつも用意されている。「オンライン目的地インポート」は、専用アプリケーション「Volkswagen Car-Net」をインストールした手持ちのスマホを使って、自宅や立ち寄り先などでスマホを使って検索したスポットを目的地に設定できる機能で、目的地を100件まで保存できる。よく出かけるスポットをほぼ網羅できるのではないだろうか?

 

使い慣れたスマホで操作して、車載モニターに転送

 

新型アルテオンを使った試乗では、試しにスマホで京都駅や金沢城を検索し、車載側にインポート。さらに、「オンライン施設検索」で東京タワーを検索し、途中でコンビニなどを経由地するなどして実走してみた。

「オンライン施設検索」を使う際には、まずコマンドである「オンライン施設検索」と発話する必要がある。慣れればいいのだろうが、初めてだとキーワードが少し長く感じて「じれったく」、思わず「かんで」しまうこともあった。

じれて「施設検索」と発話してしまうと、“オンライン”検索ではなく純正ナビにインストール済みのローカルな情報を検索してしまう。「OK Google」くらいの短いキーワード、たとえば「OK ワーゲン」などのコマンドで起動すれば愛着も深まりそうだが。

そのほか、「オンラインVICS」やNAVITIMEから提供されるガソリンスタンドの検索(位置、価格、営業時間なども分かる)、同じくNAVITIME提供の駐車場の検索(収容台数、料金、営業時間、対応可能な駐車場は満空情報)、現在地や目的地の天気(向こう3日間の天気予報も)、ニュース、ビークルヘルスレポート(タイヤ空気圧、燃料レベル、ブレーキの摩耗など)といった多彩なメニューが用意されている。 

 

 

慣れてくると重宝しそうな「Volkswagen Car-Net」は、ドイツにあるサーバーを使っているそうで、通信やサーバーなどの状況によっては少しだけ間があるような気もする。しかし、ほかの同様のサービスと比べてもとくに遅いわけではないと感じた。今後も操作性やメニューについては、進化&充実していくはずだから(期待も含めて)、出始めとしては十分納得できる完成度といえそうだ。

 

フォト&リポート 塚田勝弘 K.Tsukada

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