今後クルマの基本はSUVに?
日本では相変わらずミニバンが人気だけれど、広く世界を見渡すならば、とにもかくにもSUV だ。長年親しまれたハッチバック、セダン、ミニバンという、各ジャンルのクルマが持つ機能性はそのままに、安心感をもたらすちょっと高い目線、退屈な日常から強引にエスケープさせてくれそうな、タフでマッチョなスタイリングがウケた。メーカーにとっても4WDだし使う鉄の量だって多いし…というわけで、消費者にエクストラを支払わせる理由付けも完璧に整っている。そんな両者の思惑がガッチリ噛み合い、いまのSUVブームが成り立っているというわけだ。
さて、そんな中で登場してきたのが「JAGUAR F-PACE(ジャガーFペース)」である。ポルシェにカイエンがあるくらいだからスポーツカーメーカーからSUVがデビューしてもまったく驚かないけれど、社内にSUV専門ブランド「ランドローバー」があるのになぜ? という疑問は残る。しかしどんどん客足がセダンからSUVに流れている現状、ジャガーとしてもその防護壁なり受け皿なりを整えないわけにはいかないのだ。そうしなればジャガーは超ニッチな、スポーツカーとスポーツセダンだけの弱小ブランドに成り下がってしまう。
…というわけで、Fペースである。ぱっと見はXEやXFなど、最新のジャガー流デザインを素直にSUVパッケージに仕立て直したものといえる。ボディサイズは全長4740×全幅1935×全高1665㎜で、同門のレンジローバー・スポーツよりひとまわりほど小さいだけだが、ポイントは車重が300kg近くも軽いこと。これはベースになるのが凝った4WDシステムを持つ“砂漠のロールス・ロイス”=レンジローバーではなく、後輪駆動FRベースのシンプルな4WDシステムを持つ、セダンのXFだからである。
搭載されるエンジンは2.0リッター直列4気筒ターボディーゼルと3.0リッターV型6気筒スーパーチャージャーの2種類。最高出力180ps、最大トルク430Nmを発揮する前者は「20dピュア」「20dプレステージ」「20d Rスポーツ」に、340ps/450Nm の後者は「35t Rスポーツ」「S」、そして「ファーストエディション」に搭載される。全車トランスミッションは8速AT、駆動は4WDとなっている。
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