【スクープ】今度は4WDの本格派! 次期VWポロがベースの新型SUVをキャッチ

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エンジンは1.0リッターの3気筒がメイン

 

 VWがサブコンパクトクラスのクロスオーバーSUV市場に投入を予定しているTクロスのテスト車両がスクープされた。カモフラージュされてるため、ややズングリして見えるのでサイズ感がわかりにくいかもしれないが、これは次期ポロと互換のフットプリント(トレッド/ホイールベース)を持つ5ドアハッチバックのSUVだ。

 

 つまり立ち位置は従来のクロスポロの後継だが、今回は少しサイズアップする次期ポロと同様、MQBプラットフォームで最小の「A0」と呼ばれるモジュラーセットで仕立てられる。よく知られるように、MQBは極めて寸法・形状の自由度が高いので、よりSUV色の強いボリューム感のあるデザインが実現できたようだ。具体的にいうならフットプリントは次期ポロと共通だが、全高だけでなくボンネットもより高い位置、ショルダーも高くワイドな形状、という独自のカタチ。顔つきは異なるが、アウディブランドのQ2が姉妹車となるので、そういうサイズを想像して欲しい。

 

 テスト車は厳重に顔つきを隠しているが、過去にコンセプトカー(TクロスやTロック)で見せているように、天地薄めのヘッドランプ・クラスターが全幅いっぱいにまでおよぶ横長なグリル開口と一体になったようなデザインになるといわれる。ホイールアーチ周辺にはたっぷりボリュームが与えられ、サイドのキャラクターラインはドア下部の水平ラインと張ったショルダーラインにより、いっそう天地を薄く見せている。コンパクトカーらしからぬ、強い存在感にも期待できそうだ。

 

 エンジンは1.0リッター3気筒ターボのガソリンがメインとされ、欧州ではもちろん1.5リッターの新型ディーゼルも用意されるが、横置きなら何でも搭載できるMQBプラットフォームなので、プラグインハイブリッド(PHV)を含めどんなエンジンが搭載され、日本市場にはどの仕様が導入されるのかはいまのところ不明。トランスミッションは7速DCTまたは6速MTで、駆動方式はFFだった現行クロスポロとは違い、今度はハルデックス式の4WDがメインとなる。

 

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