足回りや空力もパワーに合わせて最適化
5月20日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンはジャガーFタイプの最上級グレードとなる「ジャガーFタイプ SVR」の受注を6月1日より開始すると発表した。Fタイプ SVRはジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が設計・開発を担当したハイパフォーマンスモデルで、575ps/700Nmを発生する5.0リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載。価格はクーペが1779万円、コンバーチブルが1936万円となっている。
市販ジャガー史上最強のパワーを誇るV8エンジンと8速オートマチック・トランスミッション、そしてトルク・オンデマンド4WDシステムであるインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)を最適化したシャシーを採用したSVRは、3.7秒の0-100km/h加速を達成。さらに大型のフロント・エアインテークや専用設計のスプリッター、幅広く高さのあるエアダイナミック・ウイングなどを装着し、最高速度(リミッター作動)はクーペが200mph(約322km/h)、コンバーチブルは195mph(約314km/h)に到達する動力性能を誇る。
それに合わせてボディやブレーキももちろん強化ずみ。チタニウムとインコネルを使用したエグゾーストシステムや専用の軽量20インチ鍛造ホイール、ナックルの重量を0.6kg軽量化して最大37%剛性を高めた大型リアベアリングを採用した新設計のサスペンションシステム、オプションのカーボンセラミック・ブレーキシステムなどで、重量を削減しながら剛性を高めている。
ステアリングホイールのスポーク部やキルティング加工のパフォーマンスシートに“SVR”のロゴを配し、専用デザインのステンレス製イルミネーション付きトレッドプレートを装着するなどで差別化が図られたインテリアも、ジャガー史上最強の1台を所有する満足感を高めてくれそうだ。
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