価格は従来モデルから6万円アップ
4月22日、ビー・エム・ダブリューはBMW4シリーズ・クーペ/カブリオレ/グランクーペに新世代ガソリンエンジンを新搭載し、同日より発売すると発表した。
全機種にツインスクロールターボチャージャー、高精度ダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブコントロールシステム“バルブトロニック”、バリアブルカムシャフトコントロールシステム“ダブルVANOS”を組み合わせた新世代エンジン・ファミリーは、420i用および430i用の2機種の2.0リッター直4と440i用の3.0リッター直6の計3機種が用意された。
420i用は184ps(135kW)/270Nmのスペックに変わりはないものの、最大トルクの発生回転が従来の1250-4500rpmから1350-4600rpmに変更されている。また、従来は428iと呼称されていた高出力版2.0リッターエンジン搭載モデルは430iに名称が改められており、最高出力が245ps(180kW)から252ps(185kW)へと向上。最大トルクは350Nmで不変だ。3.0リッター直6搭載モデルも435iから440iへと名称が変更され、こちらは最高出力が306ps(225kW)から326ps(240kW)へ、最大トルクが400Nmから450Nmへとそれぞれ強化されている。
これによりJC08モード燃費も変化しており、クーペを例にすると、420iは16.4km/Lから16.0km/Lへとわずかに悪化。しかしながら430iでは428iの15.2km/Lから15.4km/Lへ、そして440iでは435iの12.7km/Lから13.5km/Lへと向上した。
そのほか安全装備の拡充も実施。歩行者検知機能付きの衝突回避・被害低減ブレーキ、車線逸脱を警告するレーン・ディパーチャー・ウォーニング、前方の車両との車間距離を維持ながら追従するストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールといった従来からの標準装備に加え、自車の左右後方を走行する車両や追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告するレーン・チェンジ・ウォーニングを新たに全車標準装備としている。
おもなグレードの価格は、420iクーペ/グランクーペSportが523万/528万円、430iクーペSportが654万円、430iグランクーペLuxuryが682万円、440iクーペ/カブリオレ/グランクーペLuxuryが792万/901万/799万円で、全車が従来の同グレード比で6万円高となっている。
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