多彩なバリエーション展開も貢献
BMWは4月11日、現行型5シリーズの販売台数が2010年の登場から6年で200万台を達成したと発表した。
BMW5シリーズは同社の屋台骨を支える基幹車種であるとともに、1972年の誕生からこれまで6世代に渡り、累計で750万台を世に送り出してきたプレミアムビジネスサルーンセグメントにおけるマーケットリーダーでありつづけている。2015年は全世界で34万7000台以上がカスタマーの手に渡り、大きな成功をおさめている。
5シリーズの成功には、セダン、ツーリング、グランツーリスモという3タイプから選べるボディのほか、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドのパワートレインバリエーションや、後輪駆動に加えてxDriveという名の4輪駆動の駆動方式、さらにたとえば日本では標準仕様、ラグジュアリー、Mスポーツといったトリムなど、多彩なグレード展開も貢献している。また、それぞれにおいて、走りのパフォーマンスと燃費・環境性能を高い次元で両立させており、人気を後押ししている。
ちなみに2015年、BMWはミニやロールス・ロイスを含むグループ全体として、全世界で約224万7000台の4輪車、約13万7000台の2輪車を販売。さらに4月12日の発表によれば、2016年3月は24万659台にのぼったグループ全体の月販台数が、3月期の最高記録を更新し、好調を維持しているようである。
ところで、BMW5シリーズのモデルサイクルを振り返ると、おおむね7年おきにフルモデルチェンジを受けている。現行型は登場から6年。お伝えした5シリーズのセールスに関する発表からは、次期型についてささやかれはじめる気配を感じさせるといったら気の早い話だろうか。
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