"日本の街道を旅する" の記事一覧 - 2ページ目 旅&ドライブ 2019.03.24 津軽海峡をわたり北へ延びる最果ての街道「松前街道」(北海道/青森県)【日本の街道を旅する】 参勤交代の道として利用したのは松前一藩だけ江戸時代に整備された街道のうち、もっとも北にあるのがこの松前街道である。津軽半島を抜けて函館にいたるルートの全長は約200km。そのうちの約40kmは津軽海峡をわたる海路が占める。蝦夷地唯一の松前藩が参勤交代に利用した道である。江戸期を通じて、街道の発達にもっとも貢献したのは参… 旅&ドライブ 2019.03.23 浜名湖の北を抜けてゆくもうひとつの東海道「姫街道」(静岡県/愛知県)【日本の街道を旅する】 姫街道という優雅な名前に誘われて江戸中期、大地震で東海道が通れなくなったとき、迂回路として旅人が行き交った脇街道がある。浜名湖北側の山中をゆく峠越えの道は、いつしか姫街道の名で呼ばれるようになる。その名前の由来には諸説いろいろあるが、今も昔も、旅する者にはじつに気持ちいい道だ。奥浜名湖展望公園付近から眺める浜名湖。かつ… 旅&ドライブ 2019.03.23 山また山の峠を越え秘境へと続く銀の道「銀山街道」(秋田県/山形県)【日本の街道を旅する】 銀の発見で突如できあがった山中の巨大歓楽都市駒の湯温泉から枝折峠にかけて、険しい九十九折りが続く国道352号。越後駒ヶ岳には真夏でも残雪が残る。ときおり姿を見せる奥只見湖(通称:銀山湖)は大イワナの棲む湖としても知られる新潟の魚沼と福島の檜ひの枝え岐またを結ぶ国道352号は、酷道ファンにはよく知られた秘境ルートだ。途中… 旅&ドライブ 2019.03.22 佐渡の金と養蚕がもたらした宿場の繁栄「北国街道」(長野県/新潟県)【日本の街道を旅する】 養蚕景気のおかげでいまも残る旧街道の町並みゆったりと噴煙をたなびかせる浅間山の裾野を千曲川の流れと寄り添うように進んでいく北国街道。佐渡の金銀を江戸へと運んだこの街道のあちこちには、いかにも日本の田園地帯といった風景が点在する。観光地をあくせく巡るのではなく、のんびりと旅したい。数多くの映画ロケにも使われてきた浦里小学… 旅&ドライブ 2019.03.21 SLの汽笛を聞きながら大井川を源流へと遡る「川根路」(静岡県)【日本の街道を旅する】 ダム建設で枯れ川となった越されぬ大河の流れ『越すに越されぬ……』と唄われた大井川の流れ、そして、鉄道ファンに人気の大井川鐵道SLとともに、南アルプスの山懐へと分け入っていく川根路。茶畑の広がるのどかな田園から急峻な渓谷地帯へと、道の表情は大きく移り変わっていく。千頭駅から先、大井川鐵道・井川線には国内唯一のアプト式ディ… 2019.03.20 北アルプスの山裾を牛方が行き来した塩の道「千国街道」(長野県/新潟県)【日本の街道を旅する】 海から塩を運ぶ道は内陸の人々の生命線だった有史以前から、人や獣は移動を繰り返し、道は自然発生的に形作られてきた。その典型が、いわゆる塩の道である。山国信州と日本海を結ぶ千国街道。雨の日も風の日も塩を運び続けてきた道には、先人たちの知恵が秘められていた。大町と白馬の境、千国街道・旧道の佐野坂峠では三十三体の観音像が道行く… 旅&ドライブ 2019.03.19 日本の大動脈の傍らにいまなお残る万葉の小径「東海道駿河路」(静岡県)【日本の街道を旅する】 東名高速のすぐ脇にかすかな痕跡を残す古代の道東名高速や国道1号バイパス、新幹線や東海道本線が通る日本の大動脈。その傍らに長屋門造の静かな集落がひっそりとたたずんでいる。時間の流れから取り残されたような山道はかつて万葉集にも詠われた古代の東海道だ。東名高速が日本坂トンネルでくぐり抜ける若草山。一面の茶畑のなかを農道や山道… PREV 1 2