レクサスの累計世界販売が1000万台を突破

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1989年の販売開始から30年を経て大台を突破。ハイブリッド車が1割以上を占める

1989年に米国で販売が始まったレクサスブランド車の世界累計販売台数が2019年2月に1000万台を突破。約30年かけて大台を超えたことになる。振り返るとトヨタ自動車の世界累計生産台数は2012年6月に2億台を超えており、現時点では2億7000万台を超えていると思われる。その規模での1000万台と考えるとまだまだという気もするが、ブランド構築においてマイルストーンとなることはたしかだろう。
トヨタの生産車だけに他のプレミアムブランドに比べてハイブリッド車の充実度は高く、約145万台と全体の1割以上を占めている。その傾向はここにきて強まっており、2018年は20%に達しているという。ちなみに2018年のレクサス世界販売台数は69万8330台と過去最高を更新している。
販売地域別ではやはり米国が最多で約6割を占めており、次いで中国、欧州、日本の順。特に中国では大きく伸びており、今後の景気動向に左右される恐れはあるものの台数増が期待されている。日本では2016年に年間5万台を超え、2017年はやや減少したものの2018年は20.8%増の5万5096台と大幅に増加。LS、RX、NXの好調にESとUXが加わった結果で、ESとUXのデリバリーが安定する2019年はさらなる増加も予想される。
プレミアムブランドの定着にはそれ相当の年月が必要とされるが、30年という年月と1000万台の価値は大きい。今後もその価値をより高めるクルマ作りに邁進して欲しいところだ。

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田畑修
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