メルセデス・ベンツ日本と竹中工務店のコラボ建築「EQ House」を公開

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日独最先端テクノロジーの競演

ドイツ・ダイムラー社が推進する中長期戦略「CASE(コネクト/自動運転/シェア&サービス/電気自動車)」における、電動モビリティを包括するブランド「EQ」が日本での本格展開をスタート。それを機に、メルセデス・ベンツ日本と竹中工務店とのコラボによる体験施設「EQ House(イーキューハウス)」が、東京港区六本木の「Mercedes me Tokyo NEXTDOOR」にオープンした。

一般公開に先駆けて、3月12日(火)に同所で開催されたプレス発表会では、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎CEOに続いて、プロジェクトのパートナーとして設計と施工を手掛けた竹中工務店の代表取締役執行役員、大神正篤(おおがまさあつ)副社長も登壇。モビリティとリビングの未来の形を具現化した、この「EQ House」への取り組みと同社が誇る最先端の設計・生産技術を解説した。

このプロジェクトを担当した竹中工務店アドバンストデザイングループ長の花岡郁哉(はなおかいくや)氏によれば、このEQ Houseは、ARCHITECTURE(建築)+PHILIA(ギリシャ語で親愛、友情)を語源とした造語、「Archiphilia(アーキフィリア)」をコンセプトに、最先端の建築技術とAIを採り入れた、従来のハコとは異なるライフタイル空間として完成させたもの。

国内初披露となるメルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」を格納したリビングでは、ガラスインターフェイスに空調や照明といった室内環境を表示。居住者がスマートウォッチなどを通じて個々の好みをフィードバックすると、建物が快適性を学習していくなど、AIとビルコミュニケーションシステムによる最適化が図られる。

また、1200枚におよぶ外観パネルは、365日の日照パターンを分析して形状と配置を最適化。各パネルは個別のIDで管理され、設置場所などの情報をスマートグラス等で建築現場の作業員に提供するなど、最新のデジタル・デザイン・ビルド(デジタル情報を活用した設計・生産技術)を採用している。

このEQ Houseは約2年間限定で公開され、オリジナル・フードメニューの提供やパートナー企業とのコラボによるライフスタイル・イベントも開催される。
https://www.mercedes-eq.jp/#house

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