ターボ時代に合わせて空力特性をリファイン
前回のスクープではおもにシューティングブレークに焦点をあてたが、今回はずいぶんと擬装もとれたのでデビューの近いサルーンの細部を検証してみよう。サルーンは今年デビューする予定だが、写真では大きなインタークーラーが見えるので、このモデルは素のパナメーラではなく、後から投入されるSもしくはターボかもしれない。
全体のシルエットは従来のイメージを強く踏襲しているが、プラットフォーム(MSB)も外板もオールニューで大幅な軽量化が図られているだろう。よく見るとルールラインは現行車より丸みが抑えられて、シャープな印象になっている。サイドウインドーのラインも後端の急な跳ね上げが見直され、すっきりした。これは先代がポルシェとして初物のサルーンであり、「とにかくポルシェらしいカタチ」にこだわる必要があったのに対し、二代目ではもはや初代パナメーラのカタチ自体がマスターピースとなり、それをベースに造形しているからだといえる。
新デザインは空力のリファインも見どころ、ルーフ上の気流はよりストレートに流れ、リアでサイドから合流する気流とのブレンドも滑らか。フロア下にもこだわりがあり、マフラー下部にも整流カバーが備わっている。フロントバンパーはサイドいっぱいまで大型の開口があり、フロントフェンダーのホイールハウス後方に開けられたエアブリーダー(アウトレット)はやや後方に移動しているようだ。このアウトレットはもともとホイール回りの整流が第一目的なのだが、後方に移したということはエンジンルーム内からも空気を引っ張りたいのだろう。
いまやポルシェもターボ車が主力だから、冷却は従来以上に重要なはず。すっかりお馴染みになったパナメーラの2段展開リアスポイラーは、新型ではよりワイドに、そして丸みを減らしたルーフに合わせてやや低めの位置に展開するカタチになっている。前述のスムーズなアンダーフロア、低く前方に伸ばされたフロントリップスポイラー、よりエッジの効いたサイドスカートと、抜かり無く空力特性が改善されていることがうかがえる。
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