2種類の愛車サブスクリプションサービスを展開
トヨタ自動車は2月5日、新会社「KINTO」を設立したことを発表した。
この新会社は、人とクルマとの新しい関係を提案する愛車サブスクリプションサービスの運営会社として、トヨタの100%子会社であるトヨタファイナンシャルサービスと、住友商事グループの住友三井オートサービスの出資のもとに発足した。ちなみに会社名「KINTO」とは、必要な時にすぐに現れ、思いのままに移動できる「筋斗雲」をイメージして名付けられたとのこと。
クルマが従来の「所有」から、使いたいときに使いたい分だけ利用する「利活用」にシフトするなか、クルマを単なる移動手段として利用するのではなく、利活用を前提としながら、好きなクルマ・乗りたいクルマを自由に選び、気軽に楽しみたいというニーズが高まっている。そんな背景からKINTOを発足したと、トヨタでは説明している。
具体的なサービスは、3年間で1台のトヨタブランド車に乗る「KINTO ONE」と、3年間で6種類のレクサスブランド車を乗り継ぐことができる「KINTO SELECT」の2種類を設定。いずれも、任意保険の支払いや自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンスがパッケージ化された月額定額サービスとなっている。また、全国の販売店に加え、インターネット(https://kinto-jp.com/)からも申し込みが可能なため気軽に利用を開始できることに加え、トヨタ販売店およびレクサス販売店での安心のサービスを受けることができる。
KINTO SELECTは2019年2月6日から、KINTO ONEは同3月1日から東京都内のトヨタ販売店およびレクサス販売店(一部販売店を除く)でトライアルを実施するほか、同年夏以降両サービスを全国に展開し、秋口にはサービスの対象車種を拡大していく予定だという。
公表された東京トライアルにおけるサービス内容だが、今のところKINTO ONEで設定している車種は「プリウス」、「カローラスポーツ」、「アルファード」、「ヴェルファイア」、「クラウン」の5車種で、契約期間は36カ月。月額料金例(消費税込み)はプリウスが49,788〜59,832円、アルファードが85,320〜99,360円、クラウンが97,200〜106,920円。2019年秋以降には、ユーザーの使用状況(安全運転、エコ運転等)をポイント化し、支払いへの充当が可能な「愛車ポイントサービス」が導入される予定とのこと。
一方、KINTO SERECTで今のところ設定されている車種は「ES300h」、「IS300h」、「RC300h」、「UX250h」、「RX450h」、「NX300h」の6モデル。こちらも契約期間は36カ月で、月額料金は消費税込みで194,400円となっている。
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