その名に恥じない悪路走破性を備えた4代目
FCAはこのほど、新型「ジープ・ラングラー」で伝説のオフロードコース「ルビコン・トレイル」を見事に走破し、4代目となった新型もラングラーの名に恥じない卓越したオフロード性能の持ち主であることを証明して見せた。
「ルビコン・トレイル」とは、米国ネバダ州からシエラネバダ山脈を越えてカリフォルニア州のタホ湖にいたる、全長35kmにおよぶ険しい花崗岩のオフロードコース。スポーツカーブランドがドイツのニュルブルクリンク北コースでパフォーマンスを磨くように、ジープはこのルビコン・トレイルでオフロードの走破性を進化させてきた、いわば“オフロードのニュル”とも呼べる場所だ。
ジープのエンジニアチームは40年以上にわたってこのコースでジープ車のオフロード性能を磨いてきた。ラングラーのモデルラインナップの中でもっとも悪路走破性に優れた「ルビコン」グレードがこのコースからネーミングされたものであることは、ジープファンにはよく知られている。
新型ラングラーには、285ps/353Nmを発揮する3.6リッターV6「ペンタスター」エンジンと、270ps/400Nmを発する新開発の2リッター直列4気筒ターボエンジンを設定。この2リッターエンジンには8速ATを組み合わせている。3ドアと5ドアのふたつのボディが用意されるのは従来型と変わらない。
リジッドアクスルのサスペンションや副変速機付きの4WDシステムといった本格クロスカントリー車ならではのアイテムは、従来型から踏襲されている。
新型ラングラー・ルビコンの場合、アプローチアングルで36.4度、ブレークオーバーアングルで25.8度、ディパーチャーアングルで30.8度が確保されたほか、最大76cmの渡河深度を実現。高水準のオフロード走破性が備わっている。
今回、ルビコン・トレイルを見事に走破し、本格オフローダーの雄であることをアピールした新型ラングラー。日本での正式発表は10月25日だ。
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