メルセデス・ベンツの「アクトロス」ってご存じ?

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全面改良で先進の運転支援技術を導入

9月5日、ダイムラーはメルセデス・ベンツ・トラックの主要モデル「アクトロス」をフルモデルチェンジしたと発表。9月20日から27日までドイツ・ハノーバーで開催されるIAA商用車ショーで披露する。メルセデス・ベンツといえばプレミアムな乗用車ブランドというイメージが強いが、商用車市場のビッグネームであることは有名な話。このアクトロスも従来モデルが日本に導入されているので、路上で見かけた経験を持つ人も多いはずだ。

新型では、安全運転をサポートする機能や、接続性や操作性の高いマルチメディアが導入されたのが特徴だ。レーダーとカメラの組み合わせによるアクティブブレーキアシストは次世代のフェーズ5に進化。前方だけでなく後ろからの衝突の危険に対応できるほか、自車線を横切る歩行者にも対応する。このほか、アイドリングストップ機能やレーンキープ・アシスト機能で構成するアクティブ・ドライブ・アシストが搭載され、より安全・快適な運転を支援する。ナビゲーションマップと連動したアクティブクルーズコントロールは、曲がり角やジャンクション、上り坂や下り坂など、走行シーンに合わせて最適に制御される。

コクピットには高精細なふたつの15インチワイドスクリーンを備え、デジタル化を促進。各種運転支援機能の作動状況が確認できるほか、スマートフォンとの接続により、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応している。また、ステアリングホイールにはスイッチが備わり、各種機能の操作をステアリングから手を離さずに行なえる。

内外装はモダンで品質の高さが表現され、洗練された雰囲気を放つ。フロントにはディフレクターが備わったことにより、空気抵抗の低減が図られた結果、従来型より燃費性能が高速道路で最大3%、農村路などの郊外では5%向上している。側方や後側方の視界は、ボディの上部に設置したワイドアングルカメラが捉えた映像をインパネ両側のピラー部分のモニターで確認できるようになったのも新しい。

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