ウラカンが上半期を牽引
アウトモビリ・ランボルギーニS.p.A.は7月13日、2018年度上半期(1~6月)の世界販売台数が2,327台(前年同期比11%増)に達し、世界新車販売台数の記録更新を発表した。
同社のステファノ・ドメニカリCEOは、「ランボルギーニは好調です。4連続の半期記録更新は、ランボルギーニのブランド、製品、販売戦略の持続力を裏付けるものです。また、新モデル開発と、スーパーSUVウルスの生産増という、ふたつ挑戦を同時にこなす前例のない状況の中で達成でき、素晴らしい快挙となりました。ランボルギーニの長い歴史の中でこれだけの大躍進ができたのは、他のどこにも引けを取らないランボルギーニ・チームの情熱、献身、高い技能があってこそだと思います」とコメント。
ランボルギーニ初となるSUVの「ウルス」は間もなくデリバリーが開始となるが、上半期の伸びを牽引した「ウラカン」は、高性能バージョン「ウラカン・ペルフォルマンテ」の大躍進に後押しされ、クーペおよびスパイダー、レースカーを含む販売台数が1,400台から1,604台に増加。一方、スーパースポーツの「アヴェンタドール」も673台が販売されるなど、前期と同様の高水準を維持した。なお、ランボルギーニ最大の市場は今期もアメリカで、日本とイギリスがそれに続いている状況だが、欧州地域で特にイタリア、イギリス、オーストリアが30%以上という高い増加率を記録したことも好調の要因と思われる。
ランボルギーニは、ウルスの開発・生産に向けた設備投資も終わり、今後も好調な状態が続くと見ている。ドメニカリCEOは「2017年に売上10億ユーロという節目を初めて超え、スーパーSUVのデリバリーも迫り、ランボルギーニがブランドの独自性を決して失うことなく、次の次元へと進む用意が整いました」と2018年度後半についても堅調な成長が続くことを改めて表明した。
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