10月のパリ・モーターショーで初披露
6月6日、プジョーは新型508のステーションワゴンモデルである「プジョー508SW」を発表。今年のパリ・モーターショーで初公開され、2019年1月より欧州を皮切りに発売される。
新型508(セダン)は2018年3月のジュネーブ・ショーで初披露された。新世代プジョーのデザイン言語が用いられたスタリングは、シャープでスポーティなテイスト。コンセプトモデル「インスティンクト」のイメージを色濃く投影したモデルだ。新型508SWはセダンとともに、強豪ひしめく欧州Dセグメント市場に新たな価値を提案する。
ボディサイズは全長4778×全幅1859×全高1420mmで、ホイールベースは2793mm。スポーティなルックスとワゴンならではの実用性を両立したそのスタイリングは、シューティングブレークにインスピレーションを得たという。
プジョー508シリーズのプロダクトデザインディレクターを務めたPierre-Paul Matteiは、新型508SWを次のように紹介している。
「私たちは、世界のDセグメントモデルの中心的位置を獲得できるよう、とても個性的でユニークなSWモデルを作りたかったのです。個性的でありながら、Dセグメントモデルに求められる実用性を提供すべく技術的なソリューションを模索しました。乗降性を損なうことなく低いルーフラインを実現するために、フレームレスのドアを採用しています。私たち開発陣は、実用性を保ちながらエレガントなスタイルを完成させることができました」
荷室容量は後席を使用する通常時で530L、分割可倒式リアシートを倒した最大時で1780L確保され、シャープなルーフラインを描く外観からは想像しにくい積載性の高さが光る。
最新世代の「プジョーi-Cockpit」や、ナイトビジョンシステムやレーン・キープ・アシストなどの先進機能を含む運転支援技術は、新型508セダンと同様に導入された。
搭載エンジンは、ガソリン仕様が180psと225psの2種類の1.6リッターターボ、ディーゼル仕様(BlueHDi)は130〜180psの1.5リッターと2リッターが設定され、そのほとんどに8速ATを組み合わせる。さらに2019年後半には、プラグインハイブリッド仕様を追加設定する予定だ。
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