革新的な技術が大胆なカタチを作る
フェラーリが主催する「トップ・デザインスクール・チャレンジ」の最終結果がイタリアのマラネッロで1月15日に発表され、「マニフェスト」、「FL」、「ダ・エスフェラ」の3モデルが受賞した。
2005年と2012年に続く第3回目として2014年10月からにスタートした今回のコンテストのテーマは「2040年のフェラーリ」。世界各国から約50のデザイン学校が参加し、1年後の最終選考にはドイツ、米国、韓国、フランスの4校から提出された各3点ずつ、計12点の作品が残っていた。
最優秀に選ばれたのは、仏ヴァランシエンヌのISDルビカの学生6名の作品、「マニフェスト」。デザインのみならず、エクステリアやキャビン、ランニングギアまで含めた全体が一貫したビジョンでまとめ上げられている点が高く評価された。未来志向の技術を取り入れた優秀なドア開閉メカニズムが内部機能の進化を強調しており、オーソドックスな機能を組み込みつつも直感的に未来を感じさせるエクステリアだとフェラーリの審査員は寸評を述べている。
もう1点の入賞作である「FL」は、独プフォルツ大学で学ぶロシア人生徒の作品。応募作のなかで唯一キャビンのみを提案しており、従来とはまったく異なったデザイン言語を採用してマン・マシン・インターフェイスを統合・再考察したとても優れた成功例として選出された。現在、高級素材として広く使われているカーボンとレザーのコンビネーションをあえて採用せず、ラグジュアリーで格調高いマテリアルを厳選して組み合わせた点が一般常識の枠を超えた発想だとの評価だ。
残る「ダ・エスフェラ」は、オンライン投票によって選ばれた特別賞。韓国ソウルのホンイク大学に在籍する3名の学生による作品である。
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