気密性や撥水性・強度に優れるエアバッグ素材を再利用したアシックスのシューズ【Style in Motion】

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アシックスは、1949年に創業者・鬼塚喜八郎がスポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志して興した会社。以来、競技用シューズをはじめさまざまなスポーツ用品を提供しているのはつとに有名だが、今回ご紹介するのは、自動車のエアバッグ素材をリサイクルして作られたというシューズだ。

以前、当コラムでエアバッグ生地をリサイクルした防災ベストを紹介した。合成樹脂やゴムの自動車部品で知られる豊田合成がエアバッグの製造時に発生する端材を用い、ビームス ジャパンとコラボしたSDGsへの新たな取り組みである。そして今回紹介するのは、同じく豊田合成の廃棄予定のエアバッグ素材を再利用したアシックスのスニーカーだ。商品企画は異業種デザイナーの交流からスタートし、初めての採用とあって開発にも試作と検討が繰り返されたそうだ。

エアバッグ素材は、気密性や撥水性、強度に優れる一方で、スニーカーの要件とは異なる特性もあり、シューズの機能とデザインにいかに生かすかがポイントになる。

【写真3枚】赤の上糸に緑の下糸のピッチを入れた、エアバッグ由来のデザイン 

ベースになった「GEL-SONOMA15-50」は、トレイルとクロスカントリーそれぞれのシューズの要素を取り入れ、スポーティなアッパーとタフネスなソールを組み合わせる。アウトドアシーンでの耐久性や快適性を併せ持ち、エアバッグ素材の特性を生かすにも最適なモデルだろう。

レギュラーモデルに対して、アッパーはテープやレザーの代わりにステッチラインを施したシンプルなデザインで、エアバッグの素材感を引き出す。そのステッチも、赤の上糸に緑の下糸のピッチを入れた、エアバッグに由来する仕様をデザインに落とし込んでいる。さらにシュータンは通常よりも厚みとボリューム感を出し、エアバッグの膨らみを想起させる。同時に柔らかなフィット感やクッション性をもたらすのにも効果的だ。

実物からはエアバッグ素材という違和感はまったくない。そもそもエアバッグが開いた状態を見る機会自体が少ないのだけれど。それでもさり気なくユニークな素材を表現するのがアッパーに記された2種類の英数字で、これはシューズの型番とエアバッグの管理番号に由来するのだ。デザインを担当した開発者は、シューズとクルマに多くの共通点を感じたそうだ。たとえばアウトソールとタイヤ、ミッドソールとサスペンション、快適で安全な走行を実現する車内と快適で安定を実現する靴の内部であり、そんな発見もデザインに生かされているのだろう。

スタイリッシュな見た目に、履き心地は心地良く、安定感も抜群だ。それこそエアバッグに守られているような安心感とリサイクルへの意識に、フットワークも軽やかに広がるに違いない。

◆Items
スポーツテクノロジーをライフスタイルへ提案するアシックスブランドのカテゴリー「スポーツスタイル」から新たに発売された「GELSONOMA15-50」は、日本の大手自動車部品メーカーである豊田合成が廃棄を予定していたエアバッグの生地を再利用したシューズ。自動車の搭載基準を満たすために試作されたもので、強度がありながらしなやかさをあわせ持ち、高度な耐久性も備えていることから、アッパー(甲被)の主要部分に取り入れており、赤いステッチやナンバリングをデザインし、ベロ部は、膨らんだエアバッグをイメージ。

自動車業界では、自動車製造の過程で発生する廃材を再利用することで、社会全体としての廃棄を減らすことを目指しており、その中で、安全性と機能性を確保するため厳しい基準が設けられているエアバッグの生地は、シューズに必要な耐久性や足の保護機能にも適合すると考えられることから、今回はじめて採用された。サイズは23.5cm~ 29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm。価格は1万6,500円。

問い合わせ先=アシックスジャパン お客様相談室 70120-068-806
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sportstyle 

リポート: 柴田 充

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