勇猛果敢にもF1グランプリに参戦した初めての⼥性は、マセラティ250Fのステアリングを握った
マセラティが持つスポーツカーのDNAから着想を得た、Fトリブート・スペシャル・エディションが新たに誕⽣した。ギブリおよびレヴァンテをベースとしたこのスペシャル・エディションは、マリア・テレーザ・デ・フィリッピスと彼⼥の勇猛果敢なストーリーを称えるモデル。マリア・テレーザはF1グランプリに参戦した初めての⼥性であり、マセラティ250Fのステアリングを握ってレースに挑んだ。
新Fトリブート・スペシャル・エディションは、マリア・テレーザ・デ・フィリッピスの強靭な精神と、トライデントブランドとレーシングワールドとの時代を超えたつながりに着想を得て⽣まれた。ギブリおよびレヴァンテをベースとしたこの限定モデルは、「アランチョ・デビル (Arancio Devil)」と「グリージョ・ラミエーラ (Grigio Lamiera)」からなる2つの特別⾊にて⽤意されている。
スポーティな美しさと思わず⾒⼊らずにはいられないほどのディテール。これらにより、Fトリブート・スペシャル・エディションのスポーツ性を新な次元に押し上げたモデルだ。外観を⾒るだけで、サーキットでのアドレナリンがほとばしるような感覚を味わえる。
ボディカラーのアランチョ・デビルは、マリア・テレーザのニックネーム「ザ・シー・デビル (the she-devil)」を想起させる⼒強いエネルギーと⼤胆さを併せ持つ、特別なオレンジ⾊だ。⼀⽅で、グリージョ・ラミエーラのグレーは、サーキットから着想を得たカラー。サーキットとはマセラティが勝利を収め、最⾼のパフォーマンスを発揮してきた真の「ホーム」といえる。
【写真32枚】サーキットでのアドレナリンがほとばしるような感覚を味わえる特別仕様車!
アランチョ・デビルの外装に合わせて、新カラーの「グリージョ・オパコ (Grigio Opaco)」にてホイールが⽤意された。レヴァンテ Fトリブートには21インチの「アンテオホイール」を、ギブリ Fトリブートには21インチの「ティターノホイール」を採⽤。ホイールリムのディテールにコバルトブルーが使⽤されているほか、フェンダーには特別なバッジが、Cピラーにはトライデントロゴが配されている。
グリージョ・ラミエーラのボディカラーの場合、ホイールにはグロスブラックが採⽤されている。これとコントラストをなすように、特別なバッジやトライデントロゴといったディテールにはオレンジ⾊が使⽤された。
こうしたエクステリアカラーを堪能しつつキャビンへ⼊ると、今度はカラフルなインテリアカラーの世界が広がる。ブラック、またはオレンジとナチュラルな「ピエーノ・フィオーレ (PienoFiore、フルグレイン)」のレザーが張られたシートには、コバルトブルーとオレンジのステッチが施されている。
1955年10⽉にデ・フィリッピスは、「マセラティA6GCS (Luigi Bellucciと共⽤)」を引っさげて、第39回タルガ・フローリオに出場。総合9位(2リッタークラスでは4位)の成績を達成したこのレースは、彼⼥のレース⼈⽣のターニングポイントとなった。次々と挑戦を重ね、様々な慣例を打ち壊していったマリア・テレーザ・デ・フィリッピスは、1958年に再びマセラティに乗って、⼥性として初めてF1に参戦した。
それから67年後の2022年10⽉現在、マセラティに受け継がれるレーシングスピリットと、サーキットでの⾰命的な勝利を称えるため、Fトリブート・スペシャル・エディションが登場する。
優美さ、卓越したパフォーマンス、そしてスポーツ性。これらを体現したスペシャル エディションを通して、マセラティとマリア・テレーザ・デ・フィリッピスはあらためてその絆を強めた。この絆は不屈の精神と勇気を伝えるストーリーといえる。サーキットの中でも外でも決然と未来を⾒据え、常に旺盛なチャレンジ精神を持って、競い勝利する⼒を象徴しているのだ。
⽇本での予価は、ギブリ モデナが17,880,000円(税込)、レヴァンテ モデナが19,580,000円(税込)を予定し、⽇本導⼊は2023年の第1四半期頃を予定している。⽇本ではアランチョ・デビル (Arancio Devil)はギブリ、レヴァンテ、各限定1台、グリージョ・ラミエーラ (Grigio Lamiera)は限定各5台を販売予定だ。
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