でも新型カイエンとは兄弟にならない?
この画像はポルシェが開発中の次期カイエン・クーペの試作車(ミュール)として欧州のエージェントから届いたもの。既報の通り次期カイエンのデビューが近づいてきているのだが、それに続いてポルシェがBMW X6やメルセデス・ベンツGLEクーペの対抗馬としてカイエン・クーペを投入することは噂されてきた。しかしこの画像には、例えミュールだとしてもやや違和感を感じる点がある。
写真は超望遠の低解像度画像なのだが、このクルマはパナメーラのボディシェルを天地方向に伸ばしたような形状で、骨格の配置もパナメーラに似ている。というより、すでにスクープされている次期カイエンの骨格とは違って見えるのだ。つまり、次期カイエンのプラットフォームがアウディQ7などと同じ「MLB evo」であるのに対し、このクーペはまるで新型パナメーラが使う「MSB」上に構築されているかのようなのだ。
Aピラー基部とフロントアクスルの位置関係、Cピラーの配置やリアオーバーハングの長さなどがそれを物語る。もちろん伸びやかなルーフラインのクーペスタイルを検証するためにパナメーラのボディパネルを流用したから「そう見える」だけなのかもしれないが、クーペはプラットフォームが変更される可能性も否定出来ない。続報が届くのが楽しみだ。
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