S130フェアレディZとフォード・モデルBの2台同居!? まるでカスタムショップのようなガレージ【ガレージライフ】

全ての画像を見る

カスタムバイクの排気音も気にならない、堅牢でアメリカンなガレージハウス

コンセプトカーやクルマのプロトタイプの内装制作に携わっていたMさん。以前、住まいと工房を別に借りていたが、それらを一つにまとめるため、ガレージのある家を建てることを決意。今ではDIYを楽しみながら、アメリカンスタイルのガレージライフを満喫している。

Mさんのガレージに収まるのは、ともにグレーにペイントされた1932年式のフォード・モデルBというヴィンテージモデルと、免許を取得したときから乗っているというドラッグレース仕様にカスタムされた1982年式の日産・フェアレディZ(130型)。内部にはカスタムバイクが数台並ぶため、住宅というよりはまるでカスタムショップのようだが、どのマシンも排気音が”静か”とは言い難いものばかり。ガレージ付き住宅をプランニングするにあたり、探したのは閑静な住宅地……ではなく、排気音を出してもあまり気にならないような土地であった。

「昔からクルマやバイクを触るのが好きで、前職はショーカーやクルマのプロトタイプなどの内装を製造する会社で働いていました。以前はアパート住まいで、そのすぐそばに工房も借りていたのですが、二重家賃が嫌になり、家を建てることにしたのです」とはMさん。設計は友人の紹介で建築士の加藤奈穂美さんにお願いすることになったそうだ。

建築家と相談すると2台のビルトインが予算内で可能に!

排気音の問題を避けるため閑静な住宅地ではなく道路に面している表側の場所を希望したところ、ちょうどよい土地が見つかったため、すぐにプランニングへ。当初Mさんは1台分のガレージがある住宅設計をお願いする予定だったが、打ち合わせを進めるうちに予算内で1階に2台分のガレージと作業部屋、2階を生活空間とすることが可能とわかり、その方向で進めることとなった。

「あとあと自分で手を加えていくことを想定していたので、コストを抑えながら空間を確保してもらいました。構造上ガレージの中央に耐力壁が設けられましたが、それでもクルマ2台と数台のバイク、作業スペースも用意してもらえたので満足しています」と話すMさん。

ガレージ内はアメリカンスタイルに纏められており、一見無造作に見えるものの、きちんと整理整頓がされている。メカニックツール類も充実しており、自らメンテナンスを楽しんでいることもが伝わってくる。こうしたオトコ臭いガレージを実現するには奥様の理解がないとむずかしいものなのだが、おもしろいことに奥様もクルマのプロトタイプの内装を手掛ける仕事をされており、ご主人の趣味趣向に対してご理解があるとのことだ。

2階に上がると、使い勝手の良さそうなLDK空間が広がっている。やや高台に建てられているため眺望も良く、天気の良い日には横浜のランドマークタワーも見えるそうだ。「設計してくれた加藤さんに薦められてキッチンを広くしてもらったのですが、友人が遊びに来たときにキッチンを褒めてくれるので鼻が高いんです」と嬉しそうに話す奥様。設計を担当した加藤さんも「ご夫婦の場合はプランニング段階からご夫婦で意見がピタリとあっていて、希望を画にすることがとても楽しかった」と話していた。

『ガレージのある家 vol.42』より転載

■関連記事

2022/06/20 15:30

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!