「DS7クロスバックE-TENSE 4×4」は前後2モーター+エンジンでトップモデルに相応しい走りを実現
グループPSAジャパンは、DSオートモビルのフラッグシップSUVである「DS7クロスバック」にプラグイン・ハイブリッド4WDシステムを搭載した電動化モデル、「DS7クロスバックE-TENSE 4×4」を追加、発売を開始した。消費税込みの車両本体価格は7,320,000円。
DS7クロスバック E-TENSE 4X4は、プラグイン・ハイブリッド4WDシステムとして2基の電動モーターを搭載。システム最高出力300ps、最大トルク520Nmのハイパフォーマンスを発揮しつつ、総電力量13.2kWhのリチウムイオンバッテリーによりエレクトリックモードで56kmのゼロエミッション走行を実現している。
そのドライトレインには、5つのドライブモードが用意。効率の最大化を図る「ハイブリッドモード」、DSアクティブスキャンサスペンションを駆使したハイブリッドモードとなる「コンフォート」、内燃機関のポテンシャルを最大限に引き出す「スポーツモード」、前後モーターを独立して制御しトラクションを最大化する「4WDモード」、そしてデフォルトの電動モーターのみでゼロエミッション走行をする「エレクトリックモード」だ。
また、これらのモードとは別にフォーミュラEからインスパイアされた「Dモード」と「Bモード」の2つのエネルギー回生システムが実装。ドライバーは好みに応じてシフトレバーの操作により随時選択できる。リチウムイオントラクション(走行用)バッテリーは13.2kWhの容量をもち、リアシート下に格納。満充電に要する時間は3kW/200Vで約5時間、6kW/200Vで約2.5時間となっている。充電については、無料のスマートフォン用アプリMyDSから充電予約と状況の確認、そしてエアコンのプリコンディショニングの遠隔操作が可能だ。
エクステリアでは、E-TENSEならではのアクセントとして各部にE-TENSEのマークを配するとともにハイライト部分がシャンパンゴールドに輝くE-TENSE専用ボディカラー、クリスタルパールを新設定。また、精緻にレーザーカットされたテールライトやシステムオン時に回転してドライバーを迎えるヘッドライトなどが、そのテクノロジーを静かに主張している。
インテリアに目を移すと、DSオートモビルの真骨頂たるDS LOUNGEと呼ぶコンセプトの優美なフレンチラグジュアリーそのものの空間が広がる。品格を感じさせるパールグレーのレザーに、大胆に施されたひし形のステッチやひし形の反復によるメーターとモニターのグラフィック、オリジナルフォントからは、1920年代にフランスで生まれ世界に波及したアール・デコ様式からの系譜を彷彿とさせている。
また、純内燃機関仕様のDS7クロスバックに搭載されていたテクノロジーも継承。サスペンションを自動制御するDSアクティブスキャンサスペンション、DSコネクテッドパイロット、DSアクティブLEDビジョン、駐車可能なスペースを検知し、必要な操作をすべてサポートするDSパークパイロットなどが備わっている。
プラグイン・ハイブリッドシステムは、フロントの1.6L PureTechターボガソリンエンジン(200ps/300Nm)をベースに81.2kW/110psのフロントアクスル用モーター、83kW/112psのリヤアクスル用モーターで構成。システム総合出力300ps/520Nmのパフォーマンスを誇る。その結果、0-100km/h加速はわずか5.9秒。前後モーターは、緻密な協調制御で路面情報に応じたアクティブな駆動力制御を行なう。また、内燃機関を一切使わないEV時の走行はWLTCモードで56km。ハイブリッド燃料消費率は14.0km/Lとなっている。
最新モデルらしく、運転支援機能も充実している。レーンキープ時にドライバーが任意に左右位置を決めることができるDSコネクテッドパイロットは、走行状態に応じた人のこころの生理に沿った制御を行なう。また、路面をセンシングしてサスペンションを制御するDSアクティブスキャンサスペンション、6つの配光モードを自動で使い分けるDSアクティブLEDビジョンなど、グローバルスタンダードで見ても最先端のテクノロジーを満載している。なお、E-TENSE 4×4のグレードはGrand Chicのみのモノグレード展開となっている。
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