自動車メーカーとして初! DSオートモビル、「ChatGPT」を標準装備

’24年3月以降に発売される全モデルにおいて、18の国と13の言語で「ChatGPT」を搭載予定

2024年、DSオートモビルは世界で初めて「DS IRIS SYSTEM」搭載モデルの自動車に、人工知能チャットボット「ChatGPT」を標準装備する。DSオートモビルは、2023年秋から試験的に、欧州主要5か国でChatGPTを提供する初の自動車メーカーとなり、話題を呼んだ。

試験段階は2023年10月にフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスで開始された。ChatGPTの標準搭載は、自動車メーカーとしては世界初。2024年3月以降、ChatGPTへのアクセスは、すでに標準的な音声認識でカバーされている国にも提供されるという。

2023年10月に開始されたDS IRIS SYSTEMインフォテインメント・システムへのChatGPTサービス導入の試験段階は、DS音声認識と組み合わせた生成型人工知能を楽しむことを可能にし、大きな成功を収めている。音声認識の使用率が50%以上増加したこのテスト段階の成功に後押しされ、DS AutomobilesはChatGPTを標準装備することになった。

DS IRIS SYSTEM を搭載した「DS3」「DS4」「DS7」「DS9」は、3月以降に発売される全モデルにおいて、すでに標準的な音声認識機能を搭載している18の国と13の言語でこの機能を搭載する予定だ。

 ・ドイツ(ドイツ語)
 ・オーストリア(ドイツ語)
 ・ベルギー(フランス語、オランダ語、ドイツ語)
 ・デンマーク(デンマーク語)
 ・スペイン(スペイン語)
 ・フランス首都圏、グアドループ、マルティニーク、レユニオン(フランス語)
 ・アイルランド(英語)
 ・イタリア(イタリア語)
 ・日本(日本語)
 ・ルクセンブルク(フランス語、ドイツ語)
 ・ノルウェー(ノルウェー語)
 ・オランダ(オランダ語)
 ・ポーランド(ポーランド語)
 ・ポルトガル(ポルトガル語)
 ・チェコ共和国(チェコ語)
 ・イギリス(英語)
 ・スウェーデン語(スウェーデン語)
 ・スイス(フランス語、ドイツ語、イタリア語)

ユーザーは、DS IRIS SYSTEM音声認識と対話することができ、まさにインタラクティブな旅の友となり、さまざまな質問をすることができる。
「このエリアには何がありますか?」「2時間あれば、10歳の息子と一緒にこの城で何をすればいいですか?」、そして 「この場所に案内してください」「この料理には何を飲めばいい?」「この人と、この場所で、こんな話をして」……。
などなど、道路から目を離すことなく、ハンドルから手を離すことなく、旅先で自分を楽しませたり、無限に学んだりすることができるのだ。

ChatGPT機能は、コネクテッド・ナビゲーション、リモコン、Eリモコン、コネクテッド・アラーム、センド2ナビ、さらにEVトリッププランナーやeルート(モデルによって異なる)などを含むコネクト・プラス・パックの一部で、このパックは、DSオートモビルの全モデルに3年間標準装備される。

「ChatGPTの自動車への統合のパイオニアとして、私たちは、流動的で直感的かつ没入感のある生成的な人工知能を利用可能にし、すべての旅をユニークな旅に変えます。DSの使命は、お客様にユニークな車内体験を提供することです」とは、DSオートモービルの責任者、オリヴィエ・フランソワ氏だ。

「試験段階での大成功とお客様からの熱烈な反響を受け、DSの全モデルを皮切りに、ほかのステランティスブランドに先んじて、ChatGPT機能を標準搭載できる最初のOEMになれたことを誇りに思います」とは、ステランティス最高ソフトウェア責任者 イヴ・ボンヌフォン氏だ。この機能は、SoundHound AIによるChatGPT API統合によって運用される。

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