現行アストンマーティンでも最新の007仕様が! 「ヴァンテージ」と「DBS」を“Q”がアレンジ

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ヴァンテージは100台限定、DBSスーパーレッジェーラは25台限定の「007リミテッドエディション」が登場

アストンマーティンは8月17日、映画007シリーズの25作目となる「007/NO TIME TO DIE(ノー・タイム・トゥ・ダイ)」のリリース(日本での劇場公開は11月20日の予定)を記念して、「ヴァンテージ」と「DBSスーパーレッジェーラ」に特別限定モデル「007リミテッドエディション」を設定したと発表した。英国での販売価格はヴァンテージ007リミテッドエディションが16万1000ポンド(約2230万円)、DBSスーパーレッジェーラ007リミテッドエディションが27万9025ポンド(約3870万円)、で、2021年の第1四半期より顧客へのデリバリーが始まる予定だ。

007リミテッドエディションは、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオで映画007シリーズを製作しているイーオン・プロダクションズとのコラボレーションによって開発。製作を担当したのはアストンマーティンのビスポーク部門「Q by Aston Martin」だ。ちなみに、007シリーズ最新作「007/NO TIME TO DIE」には、クラシックモデルの「アストンマーティンV8」のほか「DBSスーパーレッジェーラ」、最新ボンドカーとなるスーパーGT、そして近く発売される予定のミッドエンジン・ハイパーカー「ヴァルハラ」が登場する。

ヴァンテージ007リミテッドエディションは、1987年に公開された「リビング・デイライツ」でデビューし、「007/NO TIME TO DIE」にも登場する「アストンマーティンV8」にインスピレーションを受けて仕立てられた。

カンバーランド・グレーにペイントされたエクステリアでは、アストンマーティンV8の特徴的なディテールのひとつであるクロームベゼル付きの専用メッシュグリルを採用。劇中に登場するV8のロケット噴射のハザード・ストライプからヒントを得たイエローの破線ディフューザーも、このモデルのルックスを特別なものにしている。

そしてサイドストレーキには「Vantage」バッジが装着される。さらに「リビング・デイライツ」にインスパイアされたスキー/スキーラックのセットを注文することもできる。

オブシディアンブラック・レザーを用いたインテリアはダーククロームカラーが採用されており、センターコンソールには007のロゴを表示。サンバイザーには、ラジオ局の周波数である「96.60(FM)」が刺繍されている。この周波数はロシアの警察無線の周波数で、「リビング・デイライツ」のなかでジェームズ・ボンドが脱出を図るためにこの周波数を利用したことを、007ファンでご存じの方もおられるだろう。

シートは「リビング・デイライツ」でのV8を想起させる伝統的な縦基調のステッチパターンが施され、カーボンファイバー製シートバックを組み合わせる。この仕上げは、同作でジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)とカラ・ミロヴィ(マリアム・ダボ)のふたりが追跡されるシーンで印象的な役割を果たした弦楽器のチェロ「fホール」をモチーフにしたものだ。

センターコンソールには、ボンドカーで採用されているロケットモーターやミサイル、レーザー、ターゲットディスプレイ、スキーアウトリガーといった武器や特殊デバイスを操作するスイッチを模して、レーザー刻印されたガジェット・プレートを装着。シフトパドルに刻まれた十字線は劇中のボンドカーに搭載されたミサイル誘導システムの存在を暗示するディテールだ。

ヴァンテージ007リミテッドエディションは世界100台限定で生産され、トランスミッションはMTとATから選択可能だ。

一方、世界25台限定で生産されるDBSスーパーレッジェーラ007リミテッドエディションは、映画007への銀幕デビューを記念して製作。最新作「007/NO TIME TO DIE」と同一の仕様が採用され、圧倒的な存在感を放つ1台に仕立てられている。

715ps/900Nmを引き出す5.2L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載するDBSスーパーレッジェーラは、アストンマーティンがこれまで製造してきた市販車のなかで最強スペックを誇る。そんなDBSスーパーレッジェーラをベースにした007リミテッドエディションは、その魅力をさらに際立たせる仕様が特徴だ。

特別カラーとなるセラミック・グレーのボディには、ルーフやミラーキャップ、スプリッター、ディフューザー、そしてリヤのエアロブレードⅡにカーボンファイバーを採用。ダイヤモンドカット仕上げのグロスブラック21インチY字スポークホイールも専用で、フェンダー部に装着される007エンブレムにはブラックエナメルを使用したクローム仕上げとなる。さらにリヤスポイラーのブレードには、ステンレススチールシルバーの007箔押しが配され、特別な雰囲気を高めている。

ダーク系カラーで統一されたインテリアはレザーが多用され、シートやステアリングホイールなどにレッドステッチを施す。ドアパネルやアームレスト、リヤのサブウーファーカバーには「007」のロゴを配し、ドアシルプレートには25台限定の007リミテッドエディションであることを示す刻印が施されている。

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