ユニークなモデルが揃う
カロッツェリアからリリースされたカーオーディオ2020年モデルでいちばんに注目をしたいのは、ここ数年で急激にニーズが増えてきたディスプレイオーディオのラインアップを強化したこと。
用意されるのは1DINサイズの本体に9型のフローティングディスプレイを組み合わせた「DMH-SF700」と、2DINサイズに6.8型ディスプレイを搭載した「「DMH-SZ700」だ。「DMH-SF700」は1DINサイズのスペースを確保できる多くの車種に装着が可能。国産車だけでなく輸入車にも広く対応するだろう。ディスプレイ部は上下(高さ)、左右(横)、前後(奥行)、角度の調整が自由にでき、好みのセッティングが可能だ。フロントパネルのデザインはタッチキーを内蔵したフルフラットタイプで上質感がたっぷり。7型画面に比べて約1.7倍も大きな9型画面は映像が見やすく、タッチパネル操作もスムーズにできる。液晶パネルはWVGAディスプレイよりも2.4倍高精細となるHDディスプレイを採用している。
DMH-SF70
DMH-SZ70
2モデルとともに機能面は共通で、最大の特徴はスマホとの連携を充実させていること。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しており、ハンズフリー通話やメッセージの送受信、地図表示、音楽再生などスマホが持つ主要な機能を快適に操作できる。SiriアイズフリーやGoogleアシスタントなど音声認識機能の活用も可能で、運転中にも安全に扱える。
そして専用に開発されたスマホアプリ「Car AV Assist」を使えば(Wi-Fi接続が必要)YouTubeなどの動画を高画質、高音質で楽しめる。もちろんディスプレイのタッチパネルを使ってコントロールできる。
本体には充実のオーディオ機能を備え、リアルなサウンドを生み出すハイレゾ音源再生(96kHz/24bit)やハイレゾ音源をBluetoothで楽しめるLDACにも対応。USBデバイスやポータブルHDDのフルHD動画再生が可能なHDMI入力も装備している。
市販ディスプレイオーディオとして国内初となる「Amazon Alexa」を搭載しているのも見逃せない。「アレクサ」と話かけるだけで天気やニュース、音楽再生などが聴けるほかスポット検索もOK。豊富に揃うAlexaスキルの活用もできる。
SDA-700TAB
FH-7600SC
このほか、まったく新しい「タブレットAVシステム」もデビュー。「FH-7600SC」と「SDA-700TAB」を組み合わせるもので、車内ではディスプレイオーディオとして、車外ではディスプレイ部をワンタッチで取り外して8インチAndroidタブレット端末として活躍する。好みのアプリを入れて自由にカスタマイズすることも可能だ。
パイオニアにはカロッツェリアとは別に、海外で好評のモデルをラインアップする「Pioneer Global Series」というシリーズもあるが、新たに「TS-WX3030(30cm口径)」、「TS-WX2530(25cm口径)」、「TS-WX2030(20cm口径)」というサイズ違いの3タイプのサブウーファーが追加された。
TS-WX3030
TS-W2530
TS-W2030
いずれも高剛性IMPPコーンや大型磁気回路などによって歪みのないパワフルな低音を再生するユニットに、フロアの反射音を生成するダウンファイヤリング方式対応のエンクロージャーを組み合わせているもの。力強くキレのあるサウンドを生み出している。
パイオニア https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/
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