グループ企業のアイシンも新拠点をテキサスに!
トヨタは、アメリカ・テキサス州サンアントニオ市でピックアップトラックの「タンドラ」、「タコマ」を生産するTMMTX(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・テキサス)において、2021年にかけて約4億ドル(約432億円)を投資する計画を発表した。
今回の投資は、ライトトラックへの高い需要が続くアメリカの市場環境を踏まえトラック生産工場であるTMMTXの中長期的な競争力向上を目指し、新しい生産設備の導入など工場の刷新を進めるもの。なお、この投資は2017年1月および2019年3月に公表している、2017年から2021年までの5年間で約130億ドルをアメリカに投資する計画の一環とのこと。
また、トヨタによるTMMTXへの投資とは別にトヨタグループのアイシン・エィ・ダブリュ(以下AW)も2019年4月に発表したアメリカにおける新たな生産拠点をテキサス州シボロ市に建設すると発表。新工場建設にともない、同社は2023年までの5年間で約4億ドルを上限とする投資と約900名の新規雇用を予定している。
テキサス州のグレッグ・アボット知事は、今回の発表に対して以下のようにコメント。
「テキサス州は、トヨタやAWのような革新的な企業からの投資により製造業に優れる州としての地位を高め続けています。両社がサンアントニオ地域に合計約8億ドルの投資を行なうことは、テキサス州の比類なき労働力や過度な政府規制や税制のない事業環境を作り上げるために州として取り組んできたことを証明するものです。トヨタとAWが、テキサス州に多くの雇用をもたらすことに感謝しています。そして、すでに強力な私たちのパートナーシップをさらに強固にしていけることを楽しみにしています」
一方、トヨタモーター・ノースアメリカ副社長のクリス・レイノルズ氏はこう語った。
「私たちは60年以上にわたる米国での歴史を通じて、大きなバリューチェーンを生み出しテキサス州においても2003年より生産事業を拡充してきました。トヨタは、アメリカにおける10の工場、1,500の販売店ネットワーク、そして広範囲にわたるサプライチェーンやその他のオペレーションにより、直接・間接含めて47.5万人以上の雇用を生み出しており、今後も米国事業への投資を続けていきます」
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